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移籍消滅の本田、苛立ちの咆哮…「しゃべることはない」

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 日本代表は2日、大阪府内に集合し、6日のグアテマラ戦(長居)、10日のガーナ戦(日産ス)に向けて合宿を開始した。

 DF酒井宏樹は週末のリーグ戦で右太腿を痛めたため宿舎で静養。この日、ニュルンベルク移籍のためドイツでメディカルチェックを受けたMF長谷部誠のほか、前日1日に試合のあったFW香川真司、DF長友佑都、DF酒井高徳、GK川島永嗣は明日3日から合流する。

 思わず吠えた。戦術練習でゴール前至近距離からシュートを外したMF本田圭佑(CSKAモスクワ)の咆哮がピッチに響いた。簡単なシュートを決め切れなかった自分への怒りか、今夏の移籍が実現しなかったことによる苛立ちか……。ミランはこの日、レアル・マドリーからMFカカを2年契約で獲得したことを発表。懸案のトップ下補強は、CSKAモスクワが本田の放出を強硬に拒否し続けたことで、ブラジル代表MFの復帰で決着した。

「しゃべることはないよ。しゃべらなくても記事書けるでしょ」。練習後のミックスゾーン。本田は報道陣の呼びかけに短く答え、練習場をあとにした。またしても実現しなかったビッグクラブへの移籍……。イタリアの移籍期限は2日午後11時(日本時間3日午前6時)。その時点で、本田の今夏の移籍は完全に消滅する。

(取材・文 西山紘平)

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