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長友「フォルランに『日本からは戦う気持ちが感じられなかった』と言われた」

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 右太腿の張りで8月14日のウルグアイ戦出場を回避したDF長友佑都(インテル)が、出場すればコンフェデレーションズ杯以来の代表戦となる6日のグアテマラ戦(長居)に向けて「まずは戦う気持ちを大事にしたい」と気合いを入れた。

 長友にとって、ベンチで見ていたウルグアイ戦は、もどかしさのこみ上げる90分間だった。攻撃陣の奮闘で2得点はしたものの、スコアで見れば2-4の大敗で内容も完敗。強豪との戦いとはいえ、とうてい受け入れられる結果ではなかった。忸怩たる思いでベンチから立ち上がると、知り合いの選手から声をかけられた。

「ウルグアイにはチームメイト(アルバロ・ペレイラ)もいるし、元チームメイトの(ディエゴ・)フォルランもいて、試合後に言われたのが『日本からは戦う気持ちが感じられなかった』ということだった」

 身長170cmの小柄な体で世界一を目指そうという長友にとって、その言葉は重く響いた。その結果、心に決めたのが、「次は、まずは戦う気持ちを大事にしたい」ということだった。

 気持ちを前面に出して戦う準備はすでに整っている。昨シーズンから悩まされた左膝の故障が癒え、コンディションは徐々に上がっている。所属のインテルではセリエA開幕から2試合連続ゴール。ここ最近では最高のコンディションでの代表戦となる。

 そんな中、DF陣の一角としてまず取り組むべきなのが守備を立て直すこと。「失点は最終的にはミスをした選手が目立ってしまうが、DFの責任だけではない。連動して守っていかないといけないので、前線からやっていかないといけない」と、チーム全体での意識改革の必要性を強調する。

 攻撃面では、コンフェデレーションズ杯から取り組んでいる「中でのコンビネーション」に磨きをかけたいという意向を示した。アジアレベルでは通用していた、縦突破からのクロスによる攻撃は、長身選手をそろえる世界の強豪相手には通用しにくい。ガッチリ固められた「中央」を崩すのは容易ではないが、その高いハードルを超えてこそ、日本が一段階上に行けるのだと信じている。

「(本田)圭佑や(香川)真司とも話しながらやっている。自分たちのプレーを見せて勝負したい」。日本らしい組織守備と、狭いところをこじ開けるコンビネーション攻撃をしっかりと意思を持って構築しなければ、日本の成長はない。そのためにも、フォルランに言われた「気持ちの足りなさ」を埋めることが最低限の条件になる。

(取材・文 矢内由美子)


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