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韓国に罰則なし? イランサッカーリーグが明かす

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 6月のW杯アジア最終予選で問題となった韓国代表の行動について、FIFAから罰則が科せられなかったようだ。イランサッカーリーグの『ペルシアンリーグ』が公式サイトで明かしている。

 韓国、イランの両国は、2014年W杯のアジア最終予選で同組となり、本大会出場権を争っていた。さらに6月18日に行われた最終戦が韓国とイランの直接対決となったことから、試合前から監督同士が舌戦を繰り広げるなど、ものものしい雰囲気の中で行われた。

 結果は1-0でイランが勝利し、逆転1位で本大会出場を決めた。ただ敗れた韓国も辛くも2位通過を決めて、本大会出場を決めている。

 ただ試合後に両チームが見せた行動が、遺恨に拍車をかけてしまった。勝ったイランのカルロス・ケイロス監督は、韓国ベンチに向かってガッツポーズを繰り返し、さらにイランイレブンがウイニングランを行った際に、選手1人が韓国ベンチの前に現れるなど、挑発行為に及んだ。しかし韓国側の対応もまずかった。この走り込んだイランの選手に対してスタッフが暴行とみられる行為で追い払い、客席からはイランイレブンに対して、瓶が投げ込まれるなどの行為に及んだのだ。

 これを問題視した両国は、互いにFIFAに提訴した。しかしイランサッカーリーグの説明によると、後半開始時にイランの選手のピッチ入場が遅れたとして罰金、ケイロス監督の行動には警告がなされたが、イラン側の訴えは一切認められず、韓国側には罰則は与えられなかったのだという。

 だが、問題のシーンは動画サイト『YouTube』に残されているように、周知の事実として認識されている。この裁定が事実であれば、問題が収束に向かうはずがない。

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