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[ダノンネーションズカップ]U-12世代の世界大会、横浜F・マリノスプライマリーが予選リーグ1位通過!

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 U−12世代の世界大会「ダノンネーションズカップ」の世界大会が9月5日にイギリス・ロンドンで開幕。優勝を目指して世界32か国の国と地域から集まった。

 日本から出場した横浜F・マリノスプライマリー(神奈川)は予選リーグのグループAでトルコ、オランダ、チュニジアと対戦。2勝1分で1位通過を決めた。

 昨年はレジスタFC(埼玉)が準優勝して話題を呼んだ同大会、今年度の日本代表である横浜F・マリノスプライマリーは昨年を超える「世界一」を合い言葉にロンドンに乗り込んだ。

 初戦の相手はトルコ。日本は「良い入り方ができた。ボールがよく走っていて、サイド、中央とバランス良く使えた」と西谷冬樹監督が言うように、序盤から何度もチャンスを作った。

 待望のゴールが生まれたのは12分、「フリーだったのでパスを呼び込んだ」佐藤宇(ひろ)が、左足でシュートを流し込んだ。その後、トルコはパワープレーに出て来たが、この1点を守りきった日本が初戦で勝ち点3を獲得した。

 第2戦では長身選手が何人もいるオランダに対し、守備面では一人一人がしつこく食らいて応戦した。しかし、攻撃面ではオランダ選手の長い手足のタックルの前に、PA内でシュート体勢になかなか持って行くことができず、0-0のスコアレスドロー。

 第2戦の時点で日本はオランダに次ぐ2位。第3戦のチュニジア戦では、大量得点を狙うため、キャプテンの岩井龍翔司をCBから攻撃的なポジションに上げる「攻撃シフト」で臨んだ。

 チュニジア戦は開始1分の岩井のゴールを皮切りに、エース佐藤のハットトリックで大量8得点。この結果、日本はオランダを得失点差で上回り、グループAを1位で突破することが決まった。

 キャプテンの岩井は「うれしいけど、まだこの先があるのでここを通過点にしたい」と気を引き締めていた。6日は決勝トーナメントが行なわれ、日本はロシアと対戦する。

<予選リーグ結果>
日本 1-0 トルコ
[日]佐藤宇

日本 0-0 オランダ

日本 8-0 チュニジア
[日]岩井龍翔司2、佐藤宇3、粟飯原央統2、出川裕一朗

[写真]
予選リーグ3試合を通じて4ゴールを挙げた佐藤宇

(取材・文 北健一郎 写真 ムツ・カワモリ)

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