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ミス帳消しの同点弾を挙げた香川「取り返そうと必死でした」

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[9.10 キリンチャレンジ杯 日本3-1ガーナ 日産ス]

 渾身のガッツポーズは、安堵の表れだったようだ。前半24分にガーナ代表に先制点を許した日本代表は、後半5分にMF香川真司のゴールで同点に追い付いた。先制点を許した場面。きっかけは、香川のパスミスだった。そこからカウンターを受けての失点に、香川は強い責任を感じていた。

 後半に同点ゴールを挙げた香川は「自分のミスで前半に失点していたので。それを取り返そうと必死でした」と明かし、「(チームで)最初に点を取れて良かったです」と、笑顔をこぼした。

 さらに、ガッツポーズについては「勝ちたかったので」と説明する。チームは、このゴールをきっかけに、その後2得点を加えて南アフリカW杯ベスト8の強豪から逆転勝利を収めた。「勢いを付けれて良かったです」と、香川はホッとした表情を見せた。

 この後、香川は再びマンチェスター・ユナイテッドという所属クラブでの戦いに挑む。今季、チームへの合流が遅れた香川は、ここまで3節を終えたリーグ戦で出番がなかった。

 香川は「これからが勝負なので。(イングランドに)帰って、また頑張りたいと思います」と、世界的名門での定位置争いに意気込む。日本代表として、グアテマラ戦、ガーナ戦と長時間プレーし、コンディションや試合勘の調整もできたはず。プレミア・リーグ2年目に挑む、日本の10番のこれからに期待したい。

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