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独紙評価:岡崎&内田、それぞれチーム最低点

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マインツ監督は失点関与の日本代表FWを擁護

 14日に行われたブンデスリーガ第5節のマインツ対シャルケは、アウェーのシャルケが1-0で制した。シャルケDF内田篤人はフル出場を果たし、マインツFW岡崎慎司もスターティングメンバーに名を連ねたが、57分に途中交代となった。
 
 マインツのワントップとして先発した岡崎は34分、トケヴィン=プリンス・ボアテングにバックパスを拾われ、同選手の先制点の起点となってしまった。52分には、相手ペナルティーエリア内でDFジョエル・マティプに倒される場面もあったが、PKは取られず。その5分後に途中交代を命じられ、マインツ加入以来、最短の出場時間となった。

 岡崎のプレーに対するドイツメディアでの評価は、シャルケの決勝点に関与したことを反映している。ドイツ『ビルト』はチーム最低タイの5、『キッカー』は両チーム単独最低タイの5と評している(※ドイツメディアの採点は2が最高、6が最低)。

 地元の『アルゲマイネ・ツァイトゥング』も5をつけ、以下のように寸評を記した。

「サヨナラと言いたくなる試合だった。当たり強い(相手DF)ベネディクト・へヴェデスとジョエル・マティプに対して日本人は歯が立たず、ひどいパスミスで失点を導いた。マティプが彼をペナルティーエリア内で倒した時、主審の笛が鳴らなかった。岡崎はそれまで、幾度も簡単に倒れていたからだ。57分より前に、トーマス・トゥヘル(監督)が彼を解放してあげるべきだった」

 『キッカー』はそのトゥヘル監督の言葉を引用。「(岡崎は)通常、我々のチームで一番パスが安定している選手だ。あのようなミスは彼らしくなかった」と話している。また同指揮官は、「我々がアシストしなかったら、シャルケは一体どうやってゴールを決められたのか、理解しかねる内容だったね」と続けた。

 一方、チームが勝利したものの、内田の評価は低め。『ビルト』はチーム最低タイの4、『キッカー』は4.5とチーム単独最低点をつけている。地元紙『ヴェストドイチェ・ツァイトゥング』、『レヴィア・シュポルト』での採点も4と、それぞれのチームワーストだった。

『レヴィア・シュポルト』は次のような寸評を載せている。

「30分、すでにイェンス・ミュラー(監督)から、マッチアップしたエリック・マキシム・シュポ=モティンにスペースを与えすぎないよう注意されている。同選手に裏を突かれる度に、シャルケはピンチを迎えていた。21分にマインツ選手が決定機を外した時、“ウッシー”はラッキーだった。60分前後には(ユリアン・)ドラクスラーのシュートチャンスをうまく演出。その後プレーは良くなっていった」

 開幕3連勝のマインツは2連敗を喫したが、5位を維持。シャルケは2連勝で9位に浮上している。
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