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U-20代表FW鈴木武蔵、リオ五輪は「サッカー人生のターニングポイントになる」

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 U-20日本代表FW鈴木武蔵(新潟)は中国・天津で10月6日に開幕する第6回東アジア競技大会に向け、「個」のアピールを自身のテーマに掲げた。今回と同じく日本サッカー協会技術委員の霜田正浩監督が率いたU-19日本代表の一員として出場した8月のアルクディア国際ユーストーナメントは1勝1分2敗。鈴木も無得点で大会を終えた。

「自分を生かせなかったことが前回の反省。チームのことを意識しすぎて、自分の特長を出せなかった。そのバランスを考えながらやっていきたい」。2016年のリオデジャネイロ五輪を目指すU-20代表の初陣となる東アジア競技大会。「しっかり勝ち切って、自分をアピールして、その経験をチームに帰っても生かせるようにしたい」と意気込んだ。

 11年のU-17W杯では8強入り。ジャマイカ人の父を持つ快足ストライカーは11年冬の全国高校選手権でも4ゴールを記録するなど大会を盛り上げた。所属する新潟でもルーキーイヤーの昨季はナビスコ杯でプロ初ゴール。今季は5月25日の川崎F戦でJ1初ゴールを記録するなど、現時点で途中出場9試合という限られた出場機会の中で徐々に存在感を見せ始めている。

 新潟でのレギュラー定着とともに、鈴木が最大の目標に掲げるのがリオ五輪出場だ。「そこが自分のサッカー人生のターニングポイントになる」。11年のU-17W杯以来となる世界大会出場へ。「最終的にメンバーに残らないと話にならない。毎日の練習からアピールしていきたい」と強い決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)

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