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加入後3試合連続ドローの長谷部「引き分けはもう十分」

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 今夏の移籍市場でボルフスブルクからニュルンベルクへ移籍したMF長谷部誠は加入後3試合連続で定位置のボランチでフル出場を続けている。しかし、チームは3試合連続のドロー。開幕から5分2敗といまだに勝利がない苦しい状況が続いている。

 9月29日のブレーメン戦は3-3のドロー。2度のビハインドを追いつく粘りを見せたが、やはり勝ち切れなかった。「相手にスペースを与えすぎた。中盤に必要な組織力が欠けていた」。そう反省する長谷部は「試合の流れを見れば、引き分けという結果は問題ない。前半はうちがいいプレーができず、後半、徐々に良くなっていった」と振り返る。

「0-2から引き分けに持ち込んだことには満足しないといけないかもしれないけど、僕個人としては不満が残る。最初から後半のようなサッカーをすれば勝てたかもしれない」

 ブレーメン戦ではMF清武弘嗣が1ゴール1アシストを記録。特に後半は中盤をダイヤモンド型にした4-4-2にシステムを変更し、清武がトップ下、長谷部が右サイドに入り、チームの連係は向上した。

「戦術を変更してからは、試合の流れが変わった」と手応えを口にする長谷部は清武についても「キヨ(清武)は彼の仕事をきっちりこなしてくれる。ブレーメン戦では波に乗るまで時間がかかったけど、ゲームメーカーとしての役割を果たして、いいプレーをしていた」と賛辞を送る。長谷部の加入は清武のプレーにも相乗効果を与えている。

 とはいえ、やはり欲しいのは勝ち点3。長谷部は「まだ7試合が終わっただけ。それでも引き分けはもう十分に経験しているし、内容がどうあれ、次は勝ち点3を獲得したい」と、次節6日のハンブルガーSV戦での今季初勝利を誓っていた。


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