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[CL]内田が日本人最多18戦出場、シャルケは連勝発進

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[10.1 欧州CLグループリーグ第2節 バーゼル0-1シャルケ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、各地でグループリーグ第2節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は敵地でバーゼル(スイス)と対戦し、1-0で競り勝った。第1節でチェルシー(イングランド)を破ったバーゼルを敵地で下し、E組唯一の2連勝。右SBでフル出場した内田は通算18試合目のCL出場となり、MF中村俊輔(元セルティック、現・横浜FM)を抜いて日本人最多出場記録を塗り替えた。

 シャルケは前半12分、相手のクリアミスをPA内で拾ったMFケビン・プリンス・ボアテングが左足で狙うが、シュートはゴール右へ。立ち上がりの絶好機だったが、決め切ることはできなかった。中盤でのせめぎ合いが続く試合は互いになかなか決定的な形をつくれず、こう着した展開となった。

 すると前半45分、シャルケはMFジェファーソン・ファルファンがFWアダム・サライと負傷交代するアクシデント。1トップで先発していたボアテングがトップ下に下がり、MFマックス・マイヤーが右サイドに回った。前半最大の決定機は前半アディショナルタイムのバーゼル。右サイドをオーバーラップしたDFフォザーのクロスにFWマルコ・シュトレラーが頭で合わせたが、わずかにゴール左へ外れた。

 0-0で後半に折り返すと、シャルケが徐々に攻勢を強める。後半7分、MFロマン・ノイシュテッターの右足ミドルはクロスバーに阻まれたが、同9分にセットプレーのチャンスを生かした。DFデニス・アオゴの右CKがクリアされたセカンドボールをエリア外からMFユリアン・ドラクスラーが右足一閃。豪快なダイレクトボレーをゴールネットに突き刺し、先制点を奪った。

 ホームで負けられないバーゼルも反撃に出る。後半31分にはフォザーの左クロスからFWジオバンニ・シオが左足でシュート。きっちりと枠を捉えていたが、ここはGKティモ・ヒルデブラントが鋭い反応で弾き出した。直近のリーグ戦では2試合で計7失点を喫しているシャルケ守備陣がこの日は集中力を保ち、バーゼルの攻撃を跳ね返す。最後まで1点を守り抜き、1-0で勝利。敵地で貴重な勝ち点3を奪い、開幕2連勝でE組首位をキープした。


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