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ピクシー、日本代表監督就任の質問を華麗にかわす

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 名古屋グランパスは3日、ストイコビッチ監督が今季限りで退任すると発表した。会見を行ったストイコビッチ監督は「このような素晴らしいチームを率いることができたのは、本当に心から私にとって誇り。私はこのクラブのことが大好きですし、好きな職場を離れるのは寂しい」と改めてクラブへの愛情を語った。

 1994年に選手として名古屋に入団したストイコビッチ監督は、2001年に現役を引退するまで名古屋でプレー。2008年からは監督となってチームに復帰し、同年を3位で終えると、2010年にはクラブをJ1初優勝へ導いた。6シーズン目の指揮となった今季はここまで10勝6分11敗で13位に低迷しているが、8月には史上5人目の監督通算100勝を達成するなど、監督としてもJリーグの歴史に名を刻んだ。

会見では日本代表の監督への興味についても質問が飛んだが、「私は今、名古屋グランパスの監督で、今はグランパスのことを考えるだけです」と華麗にかわした。

 名古屋は今季、すでに天皇杯も敗退しているため、ストイコビッチ監督が指揮を執るのは泣いても笑ってもリーグ戦の残り7試合のみとなる。「いつかは来るものだと思っていた。今が良いタイミングだと思いました。これが現実で、受け入れなければいけない」と悲しげに語ったピクシー。しかし「最後に記者会見が開かれると思いますが、その時に『さようなら』を言いたいと思います。最後までしっかり仕事をして、その後は家族とゆっくり時間を過ごしたいと思います」と全力投球を貫くことを誓った。

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