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降格決定の大分・田坂監督 「もう過去のこと」と前を向く

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[10.5 J1第28節 大分0-2C大阪 大銀ド]

 最下位大分トリニータのJ2降格が決まった。ホームでC大阪に0-2で敗れ、6連敗。16試合勝ちなし(4分12敗)となり、6試合を残して16位以下が確定した。

「点がなかなか取れない。失点が多い。どうしなければいけないか、日々やっているが、勝負事なので、そこで結果を出せなかった」。田坂和昭監督はそう言って唇をかんだ。

 昨季のJ2では6位からJ1昇格プレーオフを勝ち上がり、4年ぶりのJ1復帰を果たした。しかし、J1の壁は厚かった。今季はわずかに1勝。前節で降格が決まる可能性もあったが、15位甲府も敗れたおかげで史上最速降格を免れたことが唯一の慰めだった。

「今日、今シーズンの結果が出たが、それはもう過去のことで、数分前に終わったこと。でも、未来は変えることができる。選手にも『プロらしく、前を向いていこう』と話した」

 試合後、スタンドに向かって整列した選手、監督に対してはサポーターから厳しい言葉も飛んだ。今季の1勝は5月18日に敵地で行われた新潟戦(3-2)で、ホームではいまだに勝利がない。残り6試合。ホームゲームは3試合ある。田坂監督は「何とかサポーターを喜ばせることができるようなシーンをつくりたい」と、意地の勝利を誓っていた。


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