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浦和、逸材16歳FW邦本がデビュー戦でスーパーゴールも…J2山形に競り負ける

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[10.16 天皇杯3回戦 浦和2-3山形 駒場]

 天皇杯3回戦が16日に行われ、浦和レッズモンテディオ山形に2-3で競り負けた。山形は3大会ぶりの3回戦突破となった。

 試合が動いたのは前半39分、山形はエリア内でパスを受けたMF伊東俊が右足でゴールネットを揺らす。だがすぐさま浦和も反撃。2分後の同41分、MF矢島慎也のFKを左サイドから走り込んだFW阪野豊史が地面スレスレのダイビングヘッドで飛び込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。

 後半も一進一退の攻防は続いた。先に試合を動かしたのは山形。後半22分、MF宮阪政樹が思い切ってミドルを狙う。右足から放たれたシュートはGKの前にワンバウンドし、さらに左ポストをかすめながらゴールネットに吸い込まれていった。

 だが浦和にも意地がある。後半20分から出場し、クラブ最年少記録を更新する16歳8日で公式戦デビューを果たしたユース所属のFW邦本宜裕が同31分、ペナルティーアーク付近でこぼれたボールに反応すると左足を一閃。鋭いシュートが値千金の同点弾となった。もちろんこれは、公式戦クラブ最年少ゴールも更新するゴール。2020年東京五輪のエース候補と期待のかかる逸材が、鮮烈デビューを飾った。

 しかし、浦和ムードに包まれた競技場を山形は一瞬で黙らせた。後半34分、MFロメロ・フランクがゴール正面で切り替えしながらシュートコースを作る。左足を振り抜くと、見事にゴールネットが揺れ、山形が三度勝ち越しに成功した。

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