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「寂しい」 俊輔が“同期”北嶋の引退を惜しむ

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[10.19 J1第29節 横浜FM1-0広島 日産ス]

 “同期”の引退を惜しんだ。横浜F・マリノスのMF中村俊輔は試合後、今季限りでの現役引退を表明した熊本FW北嶋秀朗について語った。

 俊輔と北嶋は同じ1978年生まれの35歳。俊輔は桐光学園高、北嶋は市立船橋高でともに全国高校選手権に出場し、2人が高校3年時の第75回大会では決勝で対戦し、北嶋擁する市立船橋が桐光学園を下し、全国制覇を成し遂げた。

「(年齢が)上の人が引退するのは分かるけど、同期の引退は……。自分にも危機感があるというか、ワンプレー、1試合、1回の練習も気を抜けない。そこで気を抜いていたら、階段を落ちていくのかなと」

 同期の引退を受け、あらためて自分のキャリアにも思いを馳せた俊輔。「めずらしいFWだった。サイドでくさびを受けて、レイソルに入ってからは得点感覚というか、ニアに飛び込んでダイビングヘッドをしたり」。北嶋のプレーを述懐する俊輔は「寂しいね。だからがんばらなきゃって」と感慨深そうに話していた。

(取材・文 西山紘平)

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