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ホッフェンハイム対レバークーゼン、再試合はなし

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ファントムゴールは本物のゴールに

 ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ裁判所は28日、ブンデスリーガ第9節ホッフェンハイム対レバークーゼンの再試合を行わないことを決めた。

 今月18日に行われた同カードで、レバークーゼンはFWステファン・キースリンクの「ファントムゴール」が得点と認められ、2ー1で勝利している。キースリンクのシュートは枠を外れたが、ボールはゴールネットの穴から内側に入り、フェリックス・ブリッヒ主審が得点を認めた。

 この件について、ホッフェンハイムは再試合を行うべきだと訴えたが、DFBは棄却している。

 28日の審議でブリッヒ氏は、「ボールはゴールを外れると思った。それから視界が遮られたため、ボールの行方を見届けることができなかった。そして、見えたときにはボールがゴールの中にあった」と証言。同主審は副審にも確認をとり、ゴールを認めたとのことだ。

 ゴールを認めた後にキースリンクと話していた内容については、「彼はボールのコースに疑問を抱いていた。しかし、ゴールではなかったとは話していない」と明かしている。

 一方のキースリンクは、このゴールについて以下のように話した。

「ボールがゴール外側に向かうのが見えた。それから視界が遮られ、入る瞬間は見ていない。だが、その後にゴールマウスの中にあるのを見た。直感的に、GKのオウンゴールかもしれないと思った。いろいろな可能性を考えたが、ゴールネットに穴があるとは思わなかった」

 ハンス・ローレンツ裁判官が伝えた判決は次のとおりだ。

「証拠を調べた結果、申し立ての根拠は認められない。主審を務めたフェリックス・ブリッヒ氏は、異議を唱える余地がない事実決定をした。ホッフェンハイムの代理人は、ルール違反の非難を審議の中で取り下げている」

「この判決は、スポーツ的な観点から不満に思われるかもしれない。しかしながら、規則および法律に則っている。耐えがたい事実決定による例外は、ここにはない」

 ホッフェンハイムはこの判決に対し、1週間以内であれば異議申し立てを行う権利を持つ。

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