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インザーギ氏、メッシやC・ロナウドを上回る記録

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3度のファイナルでの快挙 「大事にしている」

 ミランの下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督が、バルセロナFWリオネル・メッシやレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドも成し遂げていない記録を大事にしていると語った。

 2003年と2007年にミランでチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したインザーギ氏。イタリア『メディアセット・プレミアム』のインタビューで、同氏は当時のことを振り返り、CLのほかにUEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップ(W杯)の決勝すべてで得点を奪い、勝利を収めたことを誇っていると話した。

「2003年の1度目のCL制覇を、より自分のものだと感じている。あのときは12ゴールか13ゴールを決めた。2007年はもっと難しかったんだ。足首の手術で長期離脱したし、当然万全ではなかった。実際、決勝前に(カルロ・)アンチェロッティ監督は私を起用するか迷っていたんだ」

「だが、私は出場し、2ゴールを決めた。スーパーカップのセビージャ戦でも1ゴールし、クラブW杯のボカ・ジュニオルス戦でも2得点した。3つのファイナルで5ゴールだ。すべて重要なファイナルで、すべてに勝利した。誰も成し遂げていないことだ。メッシやC・ロナウドもね。私はこの記録を大事にしている」

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、メッシは2011年に3つのファイナルをすべて制し、それぞれでネットを揺らしたが、4ゴールでインザーギ監督を1得点下回っている。また、C・ロナウドは2008年、UEFAスーパーカップで黒星。クラブW杯でも得点を挙げていない。

 また、インザーギ監督は現役最後のシーズンでFWラタン・イブラヒモビッチ(現パリ・サンジェルマン)ともっとプレーしたかったとも話している。

「一つ後悔があるんだ。イブラヒモビッチともっとプレーしたかった。私たちの間には素晴らしいフィーリングがあって、彼は私がゴールを決めると喜んでいたんだ。どうなったかは、誰もが知っているだろう。残念だったよ。もっとイブラとコンビを組んでいたら、まだプレーしていたかもしれない」

 現在は指導者の道を歩み始めたインザーギ氏。その夢は「生涯ミラン」だ。

「子供たちには、我々にあった勝利への飢え、終わりのない野心を伝えようとしている。今の夢? キャリアの最後までミランに残ることだよ」

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