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コンセプトは「円陣」、日本代表の新ユニフォームが完成!!

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 日本サッカー協会は11日、来年6月に開催されるブラジルW杯で日本代表が着用するホーム用の新ユニフォームを発表した。16日にベルギー・ゲンクで開催されるオランダ戦から着用する。この日、成田市内で行われた記者発表に、ベルギー出発前のMF遠藤保仁(G大阪)ら国内組の選手が出席。生まれ変わった“新戦闘服”を初披露した。

 新ユニフォームのコンセプトは「円陣」。ユニフォームの背面には鮮やかなネオンカラー(蛍光色)の一本線が施され、選手がピッチ上で「円陣」を組んだ際に、一つの大きな輪となるようにデザインされている。前ユニフォームの象徴である「結束の一本線」を継承し、毛筆で描かれた背面の一本線。選手とサポーターの強い絆と勝利への思いを込め、日本中が一つとなる決意を表現した。

 また、ユニフォームの左胸にはエンブレムを中心に広がる11本のラインを採用。「円陣」を組んだあと、試合開始に向けてピッチへ広がる選手たちを表現している。同様にソックスにも「円陣」を表現した11本のラインが施された。

 機能面でも、新たに究極の軽さを追求した素材「adizero la ito(アディゼロ ラ・イト)」を採用。前モデルよりも約20%の軽量化を実現し、アディダス史上最軽量となった新ユニフォームが、着用感と動きやすさを高めることで選手のさらなるパフォーマンス向上をサポートする。

 海外組のため記者発表には不在だったFW香川真司(マンチェスター・U)だが、実際に着用した感想として「軽くて体にフィットするので、よりシャープなプレーができると思う」とのコメントを発表。「円陣」というコンセプトについても「『円陣』というのは、これから戦うんだという熱い気持ちをみんなで再確認して表現するためのもの。このユニフォームは日本のみんな全員で戦うんだという一つのつながりを持てるユニフォーム」と語っている。

 また、DF内田篤人(シャルケ)も「これまでのユニフォームも軽かったけど、新しいユニフォームは一層軽くなっていて、着ている感じがしないくらい」と、その軽量性を絶賛。「一本線が『円陣』を組むと一つの円になるというのは、よく考えられたデザインだと思う。『円陣』を組みながら、チームメイトの顔を見て、自分のモチベーションを上げ、自分の力を高めていく。これからの戦いに向けて選手とサポーターでともに『円陣』を組むのに、ふさわしいユニフォームです」とコメントしている。

(取材・文 西山紘平)

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