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強豪相手の欧州遠征1勝1分に手応えのザッケローニ監督「優位に試合を進めた」

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[11.19 国際親善試合 日本3-2ベルギー ブリュッセル]

 采配がズバリとハマった。日本代表は19日、アウェーでベルギー代表と国際親善試合を行い、3-2の逆転勝利を収めている。FIFAランク5位という格上の相手に対し、日本は前半15分に守備の乱れを突かれて先制される。それでも、同38分には先発出場したFW柿谷曜一朗のゴールで同点に追いついて前半を折り返すと、アルベルト・ザッケローニ監督は16日のオランダ戦(2-2)に続き、後半からMF遠藤保仁を起用する。後半8分には、その遠藤からのパスを受けたMF本田圭佑の右足シュートで逆転。さらに後半18分にも後半から出場していたMF岡崎慎司が追加点を挙げる。同35分にCKから1点を返されたが、同41にはDF今野泰幸を投入して守備固め。このまま3-2で勝利し、2013年最終戦を白星で飾った。

 試合直後のインタビューで、アルベルト・ザッケローニ監督は「内容には満足しています。これだけの強い相手に対しては、うちの内容が良くなければ、勝利することはできないと思っていました。相手がフィジカルで押してくる中で、うちはテクニックで対抗しようというような試合の流れになりました。自分たちのプレーにスピード感が出てきてからは、優位に試合が進められたと思います」と、振り返った。

 さらにザッケローニ監督は、2013年最後の代表活動となる欧州遠征で、オランダ、ベルギーという強豪との試合を1勝1分で終えたことは今後につながるが、継続することが重要だと釘を刺す。

「もちろん、こういった経験をするためにわざわざヨーロッパまで来ました。やはりこの調子でやっていかないといけないと思いますし、この試合で見えてきた修正ポイントもあります。ベラルーシ戦やセルビア戦のように、ああいう状況に陥らないように、自分たちで意図的に意識しながら、自分たちのプレーをやっていかないといけないし、高めていかないといけないと思っています」と、来年のW杯につなげていきたいと話した。

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