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京都がJ1復帰に王手、長崎に大苦戦もドローで昇格プレーオフ決勝へ

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[12.1 J1昇格プレーオフ準決勝 京都0-0長崎 西京極]

 J1昇格プレーオフは1日、準決勝2試合を行い、西京極総合運動公園陸上競技場ではJ2・3位の京都サンガF.C.と同6位V・ファーレン長崎が対戦した。試合は0-0のスコアレスドローに終わったが、大会レギュレーションにより、年間順位で上位の京都の決勝進出が決まった。決勝は8日、東京・国立競技場で開催され、年間4位の徳島と対戦する。

 2年連続の昇格プレーオフ出場となった京都。昨季に続いて3位でシーズンを終え、ホームでの準決勝となった。昨季は準決勝で大分に0-4の大敗。そのリベンジと4年ぶりのJ1復帰を目指し、J2昇格1年目でシーズン6位に食い込み、昇格プレーオフ進出を果たした長崎を迎え撃った。

 京都は11月24日のJ2最終節・栃木戦(1-2)を欠場したFW横谷繁が先発に復帰。3トップは右からFW三平和司、横谷、FW山瀬功治と並んだ。長期離脱から戻ってきたDF酒井隆介もさっそく右SBで先発。10月6日の鳥取戦(1-0)以来の復帰となった。
 長崎は最終節・徳島戦(0-1)で退場したDF岡本拓也が出場停止。代わってDF藤井大輔が7月14日の群馬戦(1-0)以来、19試合ぶりに先発した。MF金久保彩も2試合ぶりの先発となり、MF小笠原侑生は8月4日の愛媛戦(1-1)以来、16試合ぶりの先発。FW幸野志有人はベンチスタートだった。
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 立ち上がりは中盤でのせめぎ合いが続いたが、徐々にホームの京都がボールポゼッションを高め、試合の流れを引き寄せていく。前半12分、横谷の右クロスを山瀬が胸トラップからボールを浮かせて振り向きざまに右足ボレーで狙う。同23分には山瀬の右CKにMF秋本倫孝が頭で合わせたが、GKにキャッチされた。

 主導権を握りながらも、長崎のハイプレスと球際の厳しい当たりに攻めあぐねる京都。少ないチャンスを狙う長崎は前半27分、高い位置で相手のミスを誘ってボールを奪い、MF奥埜博亮が左足でミドルシュートを打ったが、ゴール左に外れた。その後も両チームに決定機は生まれず、前半はスコアレスで折り返した。

 長崎ペースとも言える前半だったが、大会のレギュレーションにより同点で試合が終われば、年間順位が上位の京都の勝ち上がりとなる。決勝進出のためには1点を取る必要がある長崎は後半立ち上がり、攻勢に出る。後半5分、奥埜が積極的にミドルシュートを狙うと、このプレーで右CKを獲得。金久保のキックにDF高杉亮太が頭で合わせたが、ゴール上に浮いた。

 ところが、後半9分、長崎をアクシデントが襲う。相手との競り合いでDF山口貴弘が左太腿裏を負傷。ピッチに倒れ込むと、そのまま担架で運び出され、同11分にDF下田光平との交代を余儀なくされた。下田は3バックの右に入り、藤井が中央へスライド。相手の混乱を突きたい京都だったが、試合の流れは変わらなかった。

 長崎は後半17分、奥埜のスルーパスに反応した小笠原が右足を振り抜く。決定的な場面だったが、シュートはゴール上に外れ、小笠原はこのプレーで右足をつり、MF古部健太と交代した。それでも長崎の勢いは止まらない。後半29分、金久保の右CKに藤井が頭で合わせるが、GKオ・スンフンがビッグセーブ。さらに同30分にも左CKから最後は高杉が決定的なシュートを打ったが、またもオ・スンフンが鋭い反応でゴールを死守した。

 京都は後半31分、MF倉貫一毅に代えてFW駒井善成を投入し、最初のカードを切る。一方の長崎は同32分、MF井上裕大に代えてMF鄭薫聖をピッチに送り、交代枠を使い切った。試合は0-0のまま終盤へ。何とか1点を取りたい長崎に対し、最悪、このまま引き分けでも決勝進出が決まる京都はゆっくり時間を使いながら試合を進めた。

 長崎は後半38分、FW佐藤洸一の右クロスにMF神崎大輔が走り込み、倒れ込みながら左足で合わせたが、オ・スンフンが右手1本でかき出す。最後まで運動量が落ちることなく、京都を攻め立てた長崎だったが、オ・スンフンの牙城を崩せず、1点が遠かった。後半アディショナルタイムにはカウンターのピンチに駒井をファウルで倒したMF岩間雄大が一発退場となり、試合はそのまま0-0で終了。年間順位で上位の京都が苦しみながらも国立への切符を手にし、4年ぶりのJ1復帰に王手をかけた。

(取材・文 西山紘平)

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