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「本田はピッツァを食べながらベンチで試合を見るべきだった」

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現地メディアから厳しい声

 CSKAモスクワMF本田圭佑は、7日のロシア・プレミアリーグ第19節クラスノダル戦で先発出場したが、前半の37分に交代を命じられた。ロシア『スポーツ・エクスプレス』のコラムニスト、アレクサンドル・スピバク氏は、本田を厳しく批判している。

 1月の移籍が内定と言われ、ロシアでのラストゲームとなる予定のクラスノダル戦で、思わぬ交代を命じられた本田。スピバク氏は同選手について、このように書いている。

「本田は素晴らしい選手だ。だが、彼の思い出は、クラスノダル戦で交代したときの驚いた表情となるだろう。37分での交代はどの選手にとってもつらいものかもしれない。理解できる。だが、本田は許されない。この思い出は、彼が完全にサッカーをやめた日々を象徴しているのだ」

「理由は明白である。ミランが彼の人生に入ってきてから、彼は完全にコントロールを失った小さい子供のようだった。エフゲニー・ギネル会長が8月、本田を売らないと宣言したときから、彼はリーグで1ゴールも決めていない。交渉中のとき、彼は何度もゴールを決め、アシストをしてきた。だが、交渉が終わってからは決めなくなった」

「本田が成長し、我々のリーグにとっては大きくなりすぎたという声もある。それに同意することは可能だ。だがそれは、彼が戦わなかったこと、タックルをせず、適切な仕事をしなかったことの言い訳にはなり得ない。それはプロフェッショナルな振る舞いではない」

「CSKAも責められるべきだ。ずっと前に本田をベンチに座らせることができたはずだからである。彼はピッツァを食べながらベンチで試合を見るべきだった。だが、彼に代わる準備が誰もできていなかった。ケガによるためでもあり、夏に加入した選手たちがまだ活躍できていないからでもある」

「本田はピッチを離れながら怒っていた。そして、ファンは彼にブーイングをした。誰もが、何年にもわたる彼の素晴らしい貢献を忘れてしまった。彼自身が捨ててしまったのだ」

 CSKAは10日、チャンピオンズリーグ・グループステージ最終節でビクトリア・プルゼニと敵地で対戦する。引き分け以上なら、グループ3位のCSKAはヨーロッパリーグに回ることとなる。


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