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最優秀ゴールを振り返る柿谷「本当は冷静ではなくて」

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 Jリーグは10日に「2013Jリーグアウォーズ」を横浜アリーナで開催した。今シーズンから新設された最優秀ゴール賞には、セレッソ大阪のMF柿谷曜一朗が第33節・鹿島戦でDFをリフティングでかわし、落ち際を右足のアウトサイドで決めたボレーシュートが選出された。

 冷静に決めたように見えたゴールシーンだったが、実はそうではなかったと柿谷は明かす。「あのシーンは、本当はすごい冷静ではなくて。正直、ボールがすごく速かったので、最初のトラップに気を使って、かわしたときには、もう…あんまり覚えていないです。感覚でやっていたので。でも、こうやって選んでもらってうれしいです」と、ベストゴールに選ばれたことを喜んだ。

 副賞で柿谷には、『世界最高峰ヨーロッパサッカー観戦ペアの旅』が贈られた。「このオフを使って見に行きたいです」と、世界トップレベルのプレーを見て、自身の刺激にしたい様子だった。その刺激は、当然、来季につなげる。

 来シーズンも、ゴールを量産してくれますか?という問いに、「(チームメイトが)良いパスをどんどん出してくれるので、僕は最後を決めるだけなので。来シーズンも頼みます、チームメイトのみんな!!」と、仲間に決定機をおねだりし、会場を笑わせた。

(取材・文 河合拓)

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