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中村俊輔がJ史上初2度目のMVPに輝く

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 Jリーグは10日、横浜アリーナで「2013Jリーグアウォーズ」を開催した。最優秀選手賞(MVP)には横浜F・マリノスのMF中村俊輔が選ばれ、2000年以来13年ぶり2度目の受賞を果たした。同一選手による2度目のMVP受賞は、20年間のJリーグの中で、史上初となっている。

 2節を残し、9年ぶりのリーグ制覇に王手をかけていた横浜FMだったが、第33節で新潟に0-2で敗れると、最終節でも川崎Fに0-1で敗戦。今季初の連敗で優勝をサンフレッチェ広島にさらわれて、2位でシーズンを終えた。

 それでも今シーズン、中村が見せた輝きは、MVPにふさわしいものだった。33試合に出場し、チームの司令塔として攻撃を組み立てるだけでなく、自らもキャリア最多となる10ゴールを記録。直接FKでの通算ゴール数も17に伸ばし、J1新記録を打ち立て、記憶と記録に残る大活躍を見せた。

 2000年に初めて中村がMVPに輝いた際も、チームは1stステージを制していたが、チャンピオンシップで鹿島に敗れて、シーズンを2位で終えていた。優勝クラブ以外からのMVP選出は、鹿島が優勝した2007年、当時浦和に所属していたポンテが選出されて以来、6年ぶり8度目となっている。

(取材・文 河合拓)

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