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佐藤寿人が2か月ぶりゴールの広島、PK戦で甲府を振り切り準決勝進出

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[12.22 天皇杯準々決勝 広島1-1(PK3-2)甲府 Eスタ]

 天皇杯は22日、準々決勝の4試合を各地で行い、エディオンスタジアム広島では、Jリーグとの2冠を目指すサンフレッチェ広島ヴァンフォーレ甲府が対戦した。前半23分にFW佐藤寿人が9月28日の鳥栖戦(2-0)以来、約2か月ぶりとなるゴールを挙げて広島が先制したが、甲府も前半終了間際にオウンゴールで追い付く。その後、1-1のまま試合は動かずにPK戦にもつれ込む。広島が3-2でリードして迎えた甲府の5人目、MFマルキーニョス・パラナのシュートが大きくクロスバーを越えて行き、試合は終了。勝利した広島は29日の準決勝で、F東京と対戦することになった。

 立ち上がりから広島が圧倒的にボールを保持する。しかし、甲府のコンパクトな守備に苦しめられて、なかなかシュートに持ち込めない。それでも前半23分には先制ゴールを挙げる。DF水本裕貴の縦パスを受けた佐藤がヒールでボールをコントロールし、浮き球でDFをかわす。落ちてきたボールをそのまま右足でシュートするスーパーゴールが決まり、広島が1点をリードした。

 先制点で勢いに乗った広島は、直後にもMF森崎和幸が甲府守備のプレスが遅れた隙を突き、ミドルシュートを放つ。これはクロスバーを叩くと、はね返ったボールをFW石原直樹が拾ってシュート。しかし、今度は左ポストに嫌われた。その後も最終ラインから攻撃参加したDF塩谷司がMF高萩洋次郎からのパスを受け、フィニッシュに持ち込んだが、追加点は挙げられない

 DF山本英臣、DF土屋征夫をケガで欠き、FWパトリックも故障を抱えてベンチスタートとなっている甲府は、攻めなければならなくなった。しかし、ボールを奪っても、そこからのミスが目立って攻撃に出られない。それでも前半45分には右サイドからのクロスが左サイドに流れると、DF崔誠根がゴール前にクロスを入れる。ゴール前の競り合いで、DF千葉和彦に当たったボールは、そのままゴールに吸い込まれて試合は振り出しに戻された。

 後半に入ると、甲府は再びブロックを敷いてゴール前を固め、前半と同じように広島がボールを支配する。後半22分、広島は森崎和が高い位置でボールを奪い、前方のFW石原直樹にボールを預ける。DFを引き付けた石原は、佐藤にパスを通したが、PA内で佐藤が放ったシュートはGK岡大生に弾かれている。

 後半24分には甲府もFW河本明人が強烈なミドルシュートを放ったが、クロスバーに当たって得点はできない。甲府は温存していたパトリックを起用し、徐々に攻撃の形をつくる。一方の広島は先制点を挙げた佐藤を下げて、MF野津田岳人を起用した。

 後半40分には甲府が決定機をつくる。右サイドを石原克也が突破し、PA内でボールを受けたMF柏好文が反転から左足で鋭いシュートを枠に飛ばしたが、GK西川周作に防がれた。甲府は45分にもPA外からFW{{ジウシーニョ}が強烈なミドルシュートを放ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。結局、1-1のまま90分を終えて、試合は延長戦に突入した。

 延長前半3分にはMF青山敏弘がPA内の密集からシュートを放ったが、GK岡の正面を突く。その後、試合は膠着する。延長後半4分、広島は千葉を下げて、FW浅野拓磨を起用して、4-4-2の布陣に変更して甲府のゴールに圧力を掛けるが、甲府の人垣を破れない。このまま120分は終わり、決着の行方はPK戦に委ねられた。

 先攻の甲府は2人目のDF福田健介と4人目の水野が失敗。広島も4人目のミキッチが大きく左に外す。迎えた甲府の5人目、マルキーニョス・パラナのシュートはGK西川が止めたが、キックの前にラインを出たとしてやり直しに。命拾いした甲府だったが、マルキーニョス・パラナはシュートを枠外に飛ばして、試合終了。広島が準優勝した2007年大会以来、6年ぶりの準決勝に駒を進めた。29日に行われる準決勝で、広島は仙台に逆転勝利したF東京と対戦する。


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