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[大学選手権]またも4強の壁…鹿屋体育大は2年連続準決勝敗退

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[12.22 大学選手権準決勝 国士舘大2-0鹿屋体育大 味フィ西]

 またしても4強の壁に阻まれた。22日に行われた準決勝で鹿屋体育大は国士舘大に0-2で敗れ、2年連続の準決勝敗退が決まった。

 昨年度の大会も同じく西が丘で行った準決勝早稲田大戦に0-5で敗れ敗退。今季は夏の総理大臣杯でも準決勝で明治大に0-4で敗れていた。どうしても越えられない壁。「アタッカー陣に課題がありました。途中で試みたりしたのですが…」と青木竜監督も唇を噛んだ。

「このまま延長に入っても自分たちはボールを回せるので行けるかなと思ったですが」と試合を振り返ったのはMF福田晃斗(3年=四日市中央工高)。前半24分に累積2枚目となるイエローカードを受け、勝ち進んでも決勝戦の出場停止を余儀なくされていたが、「今年は3年生が自由にさせてもらえていた分、4年生に苦労をかけた。4年生のためにも決勝に行きたかった」と悔しさをにじませた。

 だが今季より指揮を執る青木監督は1年間のチームの成長にも手ごたえを口にする。また来季は東福岡高の10番MF松田天馬、高校選手権静岡県予選決勝で決勝点を突き刺した藤枝東FW片井巧ら有力新入生も迎え入れる予定。「もっともっとゴール前を崩せるような楽しいサッカーをしたい」とリベンジを誓った青木監督。インカレ優勝旗が初めて関門海峡を越える日を夢見て――。鹿屋体育大の挑戦は続く。

(取材・文 児玉幸洋)

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