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ケルン入団の専修大MF長澤和輝が会見「日本を代表する選手に」

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 ドイツ・ブンデスリーガ2部のケルンへの入団が決まった専修大MF長澤和輝が25日、国立競技場で会見を行った。

 会見冒頭、専修大の源平貴久監督が入団に至った経緯を説明。「FCケルンで1月より契約して活動することになりました。ドイツの複数クラブから興味を持たれている中で、ケルンが長澤の将来性、また2部から1部に上がりたい時期ということもあり戦力として、獲得の表示をしてくれた」と話した。長澤は「世界のプレーヤーと対等に戦えるようなプレーヤー、日本を代表する選手になりたい」と意気込みを語った。

 長澤の進路については、国内外の複数クラブが争奪戦を繰り広げていた。一旦はJリーグの川崎フロンターレへの入団が決まりかけていたが、年数の部分で折り合わず破談。11月末に行った練習参加も決め手となり、海外挑戦を決断した。

 ここまで進路決定が長引いたことに長澤も「悩みました」と漏らす。しかし、「どっちに行っても成長できる環境にはある。どっちに行っても間違いではないと思った。でも単純にサッカー選手としてチャレンジしようという決断に至りました」と決断理由を説明。「早く環境に慣れて、少しでも早く試合に出て勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 長澤は1月4日に日本を発つ予定。ケルンとは2016年6月までの2年半契約を結ぶ。

 ケルンは1948年に創設された古豪クラブ。ブンデスリーガの初代優勝チームでもある。かつては元日本代表FW奥寺康彦や現浦和レッズ所属のDF槙野智章、北朝鮮代表FW鄭大世(現水原三星)も在籍。今季は2部リーグを戦っているが、現在は首位を快走している。

(取材・文 児玉幸洋)

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