beacon

[AFC U-22選手権]失点直後に同点弾、手倉森ジャパン第1号ゴールの原川「満足できない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.12 AFC U-22選手権グループC第1節 日本3-3イラン]

 オマーンで開催されているAFC U-22選手権は12日、グループリーグ第1節を行い、U-21日本代表はU-22イラン代表と対戦し、3-3で引き分けた。開始7分に先制を許した日本だが、直後の前半9分にMF原川力(京都→愛媛)が同点ゴール。早い段階で追いついたことでチームに落ち着きをもたらした。

 PA内左45度の位置から個人技でDFを一人かわして右足でゴール右隅に流し込んだ。「狙ってました」という手倉森ジャパン第1号ゴール。「早めに失点したけど、取り返せる自信はあった。取ってやろうという気持ちもあったので、取れてよかった」。DFがブラインドとなり、GKが反応できなかった技ありゴール。「イメージはもうちょっと上だった。イメージどおりではないけど、入ってよかった」と苦笑いを浮かべた。

 ダブルボランチの一角で先発フル出場。劣勢の展開に守備でも奮闘したが、「自分の持ち味は攻撃なので。そこでもっと仕事をしないと自分の中で満足できない。もっと前で絡めると思うし、結局、シュートも1本しか打っていないので」と貪欲に語った。

 手倉森ジャパンの初陣をドローで終え、「勝てましたね」と悔しさものぞかせる。「失点の場面とか、軽い場面が多かったし、僕も含めて取り切れるところで取れなかった。そういうことが積み重なっての失点だったので、全然改善できると思う」。今後、さらにチームがよくなっていく予感はある。「今日は初戦だったので、硬い部分もあったと思う。次からみんな落ち着いてできると思うので楽しみです」と、14日のクウェート戦に視線を向けた。

 今季、京都から愛媛に期限付き移籍することが決まっている原川。「2年間、サンガでやってきて、理想とはかけ離れている。ギャップはあるものだと思うけど、そのギャップを埋めるために環境を変えることを決断した。その中で数字を残していくことが大事だと思うので、ゴールとかアシストとかにこだわっていきたい」と力強く話していた。

(取材 了戒美子)

▼関連リンク
AFC U-22選手権2013特集ページ

TOP