[1.16 AFC U-22選手権グループC第3節 日本4-0オーストラリア]

　オマーンで開催中のAFC U-22選手権は16日、グループリーグ最終節を行い、U-21日本代表はU-21オーストラリア代表に4-0で快勝し、C組2位で準々決勝進出を決めた。2試合ぶりの先発となったFW中島翔哉(東京V)が2ゴール1アシストの活躍。今大会通算3ゴールとなった背番号10は「それよりミスがまだまだ多い。このミスをポジティブに変えていくためにも、また明日からしっかりやっていきたい」と満足することなく言った。

　前半18分、右サイドからMF矢島慎也(浦和)が中央に入れたボールを右足ダイレクトで流し込み、先制点。「チームとして早い時間に点を取れればいいなと思っていた。ヤジくん(矢島)がうまく(自分を)見つけて(パスを)出してくれて、当てるだけだった」。試合後のテレビインタビューでそう感謝した中島は前半24分、お返しとばかりに矢島のゴールをアシスト。さらに3-0で折り返した後半3分には矢島のクロスがハンドを誘って獲得したPKを自ら蹴って、自身2得点目を決めた。

　2得点1アシストでチームを4発快勝に導いた中島。それでも「試合前に最低でも3点取ろうと思っていた」と、ハットトリックを逃したことを悔やむ。20日の準々決勝ではイラクと対戦するが、「アジアは世界に行くための通過点。しっかりアジアを取って日本に帰れるように、一戦一戦大事に戦っていきたい」と頼もしかった。

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