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本田から刺激、柏に新加入のMF高山「あのメンタルは見習わないと」

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 5人の新加入選手が登壇した「2014柏レイソル スタートミーティング」で、早くも柏サポーターの心をつかんでいたのが湘南から加入したMF高山薫だ。湘南でチームメイトだったMFハン・グギョンからの無茶ぶりにも応え、会場を沸かせた。「レイソルのサポーターがアツいのは、わかっていたので。(昨季)アウェーでやったときは『怖ぇ』とか思ってたんですけど、味方になってくれるのは心強い」。昨季まで苦しめられていたサポーターが歓迎ムードで迎えてくれたことに、ホッとしていた。

 11年に専修大学から湘南に加入後、1年目から主力として活躍していた高山。12年にチョウ・キジェ監督が就任してからは、チョウ監督が目指す躍動的なサッカーを象徴する選手となった。移籍にあたっては、チョウ監督からも引き止められたという。「チョウさんはもう1回やってもいいんじゃないかと言ってくれたんですけど。湘南に入ったときも5番手、6番手で、自分にとってはチャレンジ」と移籍への経緯を明かし、「個々の能力が高い」という柏を選んだ。柏からの評価も高い。「スピードのあるアタッカー」を探していた柏は、ネルシーニョ監督と吉田達磨ダイレクターとの間で、欲しい選手の名前が一致して獲得に至った。

 新加入選手会見での質疑応答の時間で「もし他の選手の能力をもらえるなら何か?」という問いに対し、高山は「本田(圭佑)選手のメンタル」と回答。会見終了後、記者からそのことを問われた。「俺は俺なんで、あのメンタルが欲しいと言っても無理。ただ、『目の前に10番があるから付ける』と言うのはスゲーなと思って。ああいう気持ちはサッカーに対してすごく大事。見習わないといけない」。テレビを通して、ミランを新天地に選んだ10番から刺激を受けたことを明かした。

 高山は柏で13番を背負う。「柳沢(敦)選手がすごい好きだったので、昔は13が好きだった。(湘南で)23も付けていたので、3に愛着があって。新しい気持ちで」。湘南での23番、8番を経て、新たな背番号とともに新天地に挑む。

(取材・文 奥山典幸)

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