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引退後の仰天プラン!?俊輔「旅館をやりたい」

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 横浜F・マリノスのMF中村俊輔が出演するスマートフォン用サッカーゲーム『バーコードフットボーラー』のテレビCMが20日、オンエア開始となった。4年ぶりのCM出演となった俊輔。今年1月に都内のスタジオで行われた撮影ではインタビューにも応じ、「死ぬまでサッカーをやり続けたい」と熱く語った。

 昨季、Jリーグ史上初となる2度目のMVPを史上最年長の35歳で受賞。今年6月には36歳となるレフティーは「40歳までやりたい」と、具体的な目標を口にする。そして同時に、愛する横浜FMで現役をまっとうしたいとの思いも強いようだ。

「サッカーを燃え尽きるまでやりたい。なかなか燃え尽きてやめられる人はいないですよね。やっぱりベテランになると、少しでもプレーの質が落ちれば、クラブから退団というだけでなく、引退にもつながるものだと思う。好きなクラブで終われるというのも一つの目標ですね」

 インタビューでは引退後のプランについても聞かれた。「自分が指導者に助けられたので、自分がそういう立場になって、子供たちにアドバイスしたり、助けたりしたいですね」。日本を代表する選手である俊輔だが、横浜FMジュニアユース時代にはユース昇格を果たせず、桐光学園高に進学する経験も味わった。

「僕は中学のときに挫折というか、迷った時期があったけど、そういうときに指導者の一言二言のアドバイスでガラッと変わることができた。自分も指導者になって、そういう伸び悩んでいる選手に正しいアドバイスができるような、あるいはいろんなアドバイスをして選択させるような手助けをしたいですね」

 海外で指導者としての経験を積みたいとの考えも明かした。

「選手は結構、海外に出ているのに、指導者の方は海外に行けたとしても、2、3週間とか、長くて1年間とか、勉強して帰ってくるという感じなので。クラブの中に入りたいですね。クラブの中に入って、プロとして海外のチームで仕事をさせてもらう。それには相当な実績や実力がないと認められないと思いますが、そういう壁を少しずつ破っていけたらと思いますね」

 死ぬまでサッカーにかかわっていたい。そんな思いがひしひしと伝わってくる。「現場が好きですね。グラウンドに出るのが好きです。スカウトとかGMとか、いろんな仕事があると思いますけど、現場でかかわっていたい」。あくまでピッチに立ち続けることにこだわる俊輔は、こんなことも言った。

「FK専門コーチとか、新しいジャンルをつくろうかな。週1回、いろんなチームに現れるんですよ。高校でもプロでも、いろんなチームと契約して、自分が目の前でFKを蹴って、GKに体感してもらって慣れてもらうとかね」

 さまざまな夢や目標を流暢に語る俊輔だが、サッカー以外でも意外な“夢”を持っているという。「もっと貯金して、温泉宿を開きたいですね。自分が好きなので。指導者? 旅館もつくりたいんですよね……。そこは迷っています」。冗談交じりに明かした仰天プラン。まだまだ続くであろう現役生活とともに、その先の未来もさまざまな形でファンを楽しませてくれそうだ。

[写真]昨年12月のJリーグアウォーズで史上初となる2度目のMVPを史上最年長の35歳で受賞した中村俊輔

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