beacon

富山一初Vに続き再び国立で躍動、左SB竹澤が決勝アシスト

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.22 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 0-1 日本高校選抜 国立]

 全国高校サッカー選手権で富山一高(富山)の初優勝に大きく貢献した左SB竹澤昂樹が再び国立で躍動した。日本高校選抜の左SBとして先発した竹澤は序盤から得意の左足で好キックを連発。特に左サイド後方から放たれるアーリークロスがチームにチャンスをもたらし、FW木戸皓貴(東福岡高)が決めた決勝ゴールも竹澤がハーフウェーライン付近からCBの背後へ落としたアーリークロスからだった。

 竹澤は1月の高校選手権では決勝の試合終了間際に果敢な仕掛けから同点PKを獲得。その突破力、キック精度の高さなど攻撃力を遺憾なく発揮して富山一を初の日本一へ導いた。そしてこの日も過去のU-18Jリーグ選抜戦で未勝利だった日本高校選抜に勝利をもたらした。得点シーンでチームメートはゴールを決めた木戸よりも先に竹澤を祝福したほどの好キック。その竹澤は試合後、「(国立では)富一としても歴史変えたので。国立に強いっすね」と微笑んでいた。

 高校選手権終了後、地元でトレーニングを積んできたが、自宅のある石川県、そして学校のある富山県ともに雪の影響によって屋外での満足のいくトレーニングはできていなかった。それでもこの日は攻撃でチャンスメーカーの役割を果たし、守備でも完封勝利に貢献。「富一行って練習したり、個人として練習したり、(練習は)毎日しています。あっちは雪が酷くて外で出来ないので、久しぶりの外って感じです。ただ(トレーニングを続けてきていたので)体力面では大丈夫でした」。

 この後、日本高校選抜は3月に静岡県ヤングサッカーフェスティバルで静岡県高校選抜と対戦。4月にはドイツで開催される第52回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会に出場する。「去年も優勝しているので、自分たちも優勝したいです」。大舞台での活躍続く左SBが「世界」と戦うデュッセルドルフ国際ユースでも日本高校選抜の勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

TOP