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19歳コンビの野津田&浅野がゴール!!広島が天敵・横浜FMを下しゼロックス杯連覇

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[2.22 富士ゼロックススーパー杯 広島2-0横浜FM 国立]

 2014シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯が22日、東京・国立競技場で行われ、昨季のリーグ王者・サンフレッチェ広島と天皇杯覇者の横浜F・マリノスが対戦し、広島が2-0で勝った。前半6分にMF野津田岳人のゴールで先制すると、後半21分に途中出場のFW浅野拓磨がプロ公式戦初ゴールとなる追加点。昨季、天皇杯決勝を含めて公式戦3戦全敗だった“天敵”を下し、2年連続3回目となるゼロックス杯制覇を成し遂げた。

 広島は新戦力のGK林卓人、MF柴崎晃誠が先発出場。中盤の左にはMF清水航平が入り、シャドーストライカーの位置ではMF石原直樹と野津田が先発した。
 横浜FMは新加入のMF藤本淳吾が2列目の右サイドで先発。それ以外は昨季と同じメンバーが顔を並べた。FWマルキーニョス(神戸)の抜けた1トップでは、元日の天皇杯決勝と同じくFW端戸仁が先発した。
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 試合開始12秒で野津田のラストパスから石原が決定的なシュートを放つなど、積極的な入りを見せた広島が幸先よく先制に成功する。前半6分、DF塩谷司のロングフィードに石原が反応。右サイドでボールを持つと、DFドゥトラとの1対1から縦に仕掛け、ゴール前に折り返した。ニアでFW佐藤寿人がつぶれ、中央に流れてきたボールを野津田がプッシュ。先発起用に応える一発でリーグ王者がリードを奪った。

 その後もMF青山敏弘、野津田が積極的にミドルシュートを狙うなど序盤のペースを握った広島だが、徐々にペースダウンし、横浜FMも前半18分に決定機をつくった。MF齋藤学が左サイドからドリブルで仕掛け、2人の間を突破。グラウンダーのクロスにフリーの藤本が左足で合わせたが、シュートはゴール右へ。絶好の同点機を逃した。

 リズムよく試合を進めていた広島をアクシデントが襲う。前半27分、横浜FMのFKの場面でMF中村俊輔がゴール前に入れたボールに対し、清水が競り合うと、味方GKの林と激しく交錯。林の膝が脇腹付近に入り、ピッチに倒れ込んだ清水はそのまま担架で運び出され、同29分にMF山岸智との交代を余儀なくされた。

 予期せぬ交代後、徐々に流れは横浜FMに傾いていくが、広島は高い位置からの積極的な守備を継続し、粘り強く横浜FMの反撃を跳ね返す。横浜FMは後半44分、右45度の絶好の位置でFKを獲得。ポイントに中村と藤本、2人のレフティーが立つと、藤本が左足で直接狙ったが、わずかにクロスバーの上を越え、前半は広島の1点リードで折り返した。

 後半立ち上がりは広島が流れを引き戻した。前半からキレのある動きでチャンスメイクする石原は後半5分にも右サイドからドリブルで突破。折り返しに佐藤が右足で合わせたが、GK榎本哲也の好セーブに阻まれた。同7分にも石原がドリブル突破からマイナスに戻し、青山が右足を振り抜く。GKの手を弾いたボールはゴールネットを揺らしたが、シュートの瞬間、オフサイドポジションにいた佐藤がGKのプレーに干渉したとしてオフサイドの反則を取られた。

 広島は後半14分、佐藤に代えて浅野を投入。横浜FMも直後の15分に動き、一気に2人を交代した。低調なプレーの目立ったドゥトラ、前線でなかなか起点になれなかった端戸を下げ、ともに今季から加入したDF下平匠とFW矢島卓郎がピッチに入った。広島は同20分、直前のプレーで足を痛めたMFミキッチに代えてMFファン・ソッコを投入。またもアクシデントで交代枠を使い切ったが、その直後に貴重な追加点を奪った。

 後半21分、野津田からの絶妙なスルーパスに浅野が抜け出し、右足でゴールに流し込んだ。プロ2年目のストライカーが待望の公式戦初ゴール。野津田との19歳コンビで追加点を奪い、2-0と突き放した。追い込まれた横浜FMは直後の24分、MF中町公祐に代えてMF兵藤慎剛を投入し、最後のカードを切った。

 しかし、流れは変わらない。広島は後半25分、ロングフィードの競り合いから石原がゴール前に抜け出し、GKとの1対1を迎えるが、右足のシュートはGKがビッグセーブ。こぼれ球に詰めた野津田のシュートもゴール上に大きく外れた。同30分には野津田の左足ミドルが右ポストを直撃。跳ね返りを石原が押し込んだが、石原の位置がオフサイドで、得点は認められなかった。3点目こそ奪えなかったが、最後まで集中力を切らすことなく、横浜FMの反撃を完封。2-0の快勝で元日のリベンジを果たし、改修工事前最後のゼロックス杯開催となった聖地・国立で2014シーズン最初のタイトルを獲得した。

(取材・文 西山紘平)


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