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広島新主将・青山「最高のキャプテン初日だった」

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[2.22 富士ゼロックススーパー杯 広島2-0横浜FM 国立]

 サンフレッチェ広島のMF青山敏弘が新主将として最高のスタートを切った。前日22日の富士ゼロックススーパー杯前日会見では「キャプテンとして、このカップを誕生日プレゼントとして掲げたい」と目標を掲げていたが、その言葉通りに自らの28回目の誕生日にタイトル奪取。「入りは良かった。最高のキャプテン初日だったと思う」と頬を緩めた。

 チームは非常に攻撃的な守備から2点を奪取。後半に青山が右足でゴールヘ叩き込んだ一撃はオフサイドの判定によってゴールを取り消されたが、それでも新チームリーダーを中心とした守備は非常に攻撃的で激しく、効いていた。青山は「ディフェンスから攻撃という意識でできたと思いますし、それが2点に繋がったと思う。本当にいいディフェンスだったと思いますし、これを続けていければと思います。手応えあります」と胸を張った。

 この日ゴールを決めたMF野津田岳人とFW浅野拓磨の19歳コンビら若手の台頭もあった。昨年以上の意欲を見せる若手たちの勢いも力に加えて、チーム全体で危機感を持ちながら連覇に挑戦するつもりだ。「みんなで戦っているし、みんなで勝利を目指している。2連覇して立ち止まっている訳にはいかない。いつひっくり返されるか分からない。その危機感がいい雰囲気につながって、きょうも若手が頑張ってくれましたし、これが1年間続いていけば3連覇につなげていけると思う」。昨季まで6年間務めたFW佐藤寿人から主将を引き継いだ青山。「キャプテン変わったから負けたらダメ」と意気込む新主将がチームとともにひとつでも多くのタイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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