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清武が15戦ぶり今季3ゴール目!!PK失敗も10人での逆転勝利に貢献

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[2.22 ブンデスリーガ第22節 ニュルンベルク2-1ブラウンシュバイク]

 ブンデスリーガは22日、第22節2日目を行い、MF清武弘嗣とMF長谷部誠の所属するニュルンベルクはホームでブラウンシュバイクと対戦し、2-1で逆転勝ちした。清武は0-1の後半開始1分に同点弾。後半24分にはPK失敗もあり、途中交代したが、前半途中から10人になったチームの逆転勝利に大きく貢献した。長谷部は右膝外側半月板損傷のため欠場している。

 前節のアウクスブルク戦(1-0)はハーフタイムで交代となった清武だが、この日は立ち上がりから積極的なプレーを見せた。前半24分には強烈なミドルシュートでゴールを強襲。GKのセーブに阻まれたが、果敢にゴールを狙った。

 ところが前半32分のワンプレーで試合の流れは大きく変わる。ブラウンシュバイクは長いスルーパスにMFマルク・プフィツナーが反応。ゴール前に抜け出そうとしたところで後方からDFペル・ニルソンの足がかかった。主審は決定的な得点機会の阻止でニルソンにレッドカードを提示。ニュルンベルクは前半の時点で守備の要を一発退場で欠くことになった。

 すると直後の前半34分、数的優位のブラウンシュバイクが右CKからFWドミニク・クムベラのヘディングシュートで先制点。同40分にはクムベラがPA内でGKに倒され、PKを獲得した。ニュルンベルクにとっては絶体絶命のピンチだったが、クムベラのキックはGKラファエル・シェーファーがストップ。自らのミスを帳消しにするPKセーブで2失点目は食い止めた。

 1点ビハインドで前半を折り返すと、後半開始9秒だった。ニュルンベルクはキックオフの流れからそのままボールをつなぎ、清武がPA手前から右足でミドルシュート。鮮やかにゴール左隅に叩き込み、試合を1-1の振り出しに戻した。清武の得点は昨年9月29日のブレーメン戦(3-3)以来、15試合ぶり今季3得点目。さらに直後の後半2分、FWヨシップ・ドルミッチのスルーパスに後半開始から出場のFWトマシュ・ペクハルトが抜け出し、右足で勝ち越しゴールを奪った。

 後半立ち上がりの2分間で逆転に成功した10人のニュルンベルク。その後はブラウンシュバイクの反撃を受け、後半18分にはDFハビエル・ピノラのファウルから再びPKのピンチを迎えた。しかし、DFエルミン・ビチャクチッチのキックはシェーファーがこの日2本目のPKストップ。守護神のビッグセーブで1点リードを守った。

 後半23分にはペクハルトがドリブルでPA内に切れ込んだところでDFケン・ライヒェルに倒され、今度はニュルンベルクがPKを獲得した。キッカーを務めたのは清武。ところが、ゴール左を狙ったキックは左ポストを直撃し、2点差に突き放すことはできなかった。清武は直後の後半24分に交代。逃げ切り体勢に入ったチームはその後もブラウンシュバイクに押し込まれる時間が続いたが、10人で何とか耐え抜き、勝ち点3をもぎ取った。


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