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Jが目指す秋春制の根底には…山本浩氏、昌邦氏が秘話満載のトークイベント

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 元NHKアナウンサーで法政大スポーツ健康学部教授の山本浩氏と、2004年アテネ五輪で代表監督を務めたサッカー解説者の山本昌邦氏が23日、東京渋谷区の「サッカーショップKAMO 渋谷店」でトークイベントを行った。

 日本がW杯で上位に進出するために必要なこととして、シード国になることの重要性と説いた2人は、FIFAランキングとの兼ね合いについて言及。現行のシステムでは本大会の組み合わせ抽選会直前のFIFAランキングでシード国を決定するため、最終予選が早く終わってしまうアジア勢がどうしても不利となってしまう。そこで現行6月に決まる本大会出場決定を秋にずらすことが必要であると説明。Jリーグが改革を目指す秋春制や2シーズン制の根底には、W杯シード国を目指す日本サッカー界の野望があると主張した。

 その他では前回のW杯での秘話を展開。前日にスタジアムで行う非公開の公式練習をカメラで撮影してチームスタッフに渡した話など、メディアも含めた国全体で戦う姿勢が勝負の分かれ目になると力説した。詰めかけたサッカーファンも納得のトークイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

(取材・文 児玉幸洋)

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