beacon

J王者広島の初戦はホームで北京国安とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.25 ACL第1節 広島1-1北京国安 Eスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージが25日に開幕。各地で第1節が行われた。2年連続の出場となるJリーグ王者、F組のサンフレッチェ広島はホームにプレーオフを勝ち上がった北京国安(中国)を迎えた。

 22日に行われた富士ゼロックススーパー杯を制した広島だが、故障者続出に悩まされている。もともと主力のMF森崎浩司、MF森崎和幸、MF高萩洋次郎らを故障で欠く広島だが、ここにきてゼロックス杯で先発したMF柴崎晃誠とMF清水航平も離脱。スタメンにはMF丸谷拓也、MF山岸智が入り、下部組織から昇格したばかりのMF宮原和也、MF川辺駿がベンチ入りメンバーに名を連ねた。

 試合は互いに慎重な立ち上がりを見せた。北京国安がエクアドル代表FWゲロンがキレのあるドリブルからエリア内に侵入する場面を作るが、16分のシュートがわずかに左に外れるなど、フィニッシュの精度を欠いてしまう。広島は落ち着いてボールを保持し、チャンスを伺うが、北京の組織的な守備を崩せず、前半はスコアレスで折り返すことになった。

 試合が動いたのは後半18分だった。北京国安は右サイドからのCKを獲得すると、混戦の中でゲロンがシュート。GK林卓人がバランスを崩しながら右手でセーブするが、こぼれ球をMFハ・デソンに押し込まれてしまった。

 しかし広島も意地を見せる。後半33分、左サイドからのCKを獲得すると、一度は跳ね返されるが、MF野津田岳人が再び入れると、DF千葉和彦がバイシクル。これが見事にゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 同点とした広島は、ゼロックス杯で2点目を奪ったFW浅野拓磨を丸谷に代わってボランチで起用するなど、超攻撃的な布陣で勝ち越し点を奪いに行く。後半43分からは佐藤寿人に代わって宮原を出場させ、浅野を最前線に上げるが、最後まで逆転ゴールは奪えなかった。 

 広島は昨年の大会ではグループリーグで1勝も出来ずに敗退(3分)という屈辱を味わった。北京国安は昨年の大会でも同組で戦った相手(1分1敗)。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督も視察に訪れた一戦だが、リベンジマッチは1-1のドローで幕を閉じた。


▼関連リンク
ACL2014特設ページ

TOP