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[CL]敵地で圧巻の6発…レアルがシャルケを粉砕

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[2.26 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 シャルケ1-6R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)はホームでレアル・マドリー(スペイン)と対戦し、1-6で敗れた。力の差を見せ付けられる完敗で、準々決勝進出は極めて難しくなった。第2戦は3月18日にレアルのホームで行われる。なお、内田は右太腿裏肉離れのため欠場している。

 昨年10月26日のリーガ・エスパニョーラ第10節でバルセロナに1-2で敗れたクラシコを最後に公式戦26試合連続負けなし(22勝4分)のレアルをホームに迎えたシャルケ。立ち上がりの前半2分、MFジェファーソン・ファルファンの右CKから内田に代わって右SBで先発したDFベネディクト・ヘーベデスがヘディングシュートを狙うが、ゴール左へ外れる。開始早々のチャンスを逃すと、その後はレアルがボールポゼッションを高め、試合の主導権を握った。

 レアルは前半13分、縦パスを受けたMFガレス・ベイルがドリブルで運び、前線にくさびのパス。FWクリスティアーノ・ロナウドがヒールで流したボールがDFフェリペ・サンタナに当たってゴール前にこぼれ、FWカリム・ベンゼマが右足で流し込んだ。

 アウェーゴールとなる先制点を許したシャルケは直後の前半14分、ファルファンの右クロスがファーサイドまで抜け、フリーのMFユリアン・ドラクスラーが狙う絶好機を迎えたが、右足のシュートはGKイケル・カシージャスがビッグセーブ。こぼれ球に詰めたMFマックス・マイヤーのシュートもゴール上に外れ、決定的なチャンスを逃した。

 すると前半21分、レアルは高い位置までプレッシャーをかけたベンゼマがサンタナからボールを奪い、ベイルにパス。ドリブルで切れ込んだベイルは鮮やかな個人技でサンタナとDFセアド・コラシナツの間を突破し、左足でゴールにねじ込んだ。敵地で2-0。その後も前半32分にC・ロナウドの右足ミドルが左ポストを直撃するなど完全に試合を支配し、前半を折り返した。

 後半も試合の流れは変わらない。レアルは後半7分、ベイルからパスを受けたC・ロナウドがドリブルで仕掛け、DFジョエル・マティプをかわしてPA内左に切れ込む。左足を振り抜いたシュートはゴール右のサイドネットに突き刺さり、3-0と突き放した。同12分にはベンゼマがC・ロナウドとのワンツーから自身2得点目となる追加点。リードを4点に広げた。

 思わぬ大差が付き、余裕の試合運びを見せるレアル。後半24分、DFセルヒオ・ラモスからの長いスルーパスに反応したベイルが左足ワンタッチでゴール左隅に流し込み、スコアは5-0となった。ベイルもこの日、2得点目。後半44分にはベンゼマからパスを受けたC・ロナウドがダメ押しゴールを決め、3トップがそろって2ゴールずつを記録した。シャルケも後半アディショナルタイムにDFクリスティアン・フクスの左クロスからFWクラース・ヤン・フンテラールが豪快な右足ボレーで意地の1点を返したが、レアルが敵地で6-1の完勝。ホームでの第2戦を前に、準々決勝進出をほぼ手中におさめた。


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