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新戦力活躍の新生ラモス岐阜が白星発進…J2初参戦の讃岐も健闘

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[3.2 J2第1節 岐阜3-1讃岐 長良川]

 J2リーグ戦が2日に各地で開幕した。FC岐阜はホームでJ2に昇格したカマタマーレ讃岐と対戦し、3-1で勝利した。7年ぶりにJの舞台に帰ってきたラモス瑠偉監督を迎えた新生岐阜が、“先輩”の貫録を見せて、白星発進を決めた。

 今年の岐阜は違う!そんな思いを抱かせるには十分な開幕ゲームとなった。立ち上がりは守勢に回ることも多かった岐阜だが、徐々に落ち着きを取り戻すと、迎えた前半32分、栃木から移籍したMF三都主アレサンドロのCKをFWナザリトが頭で合わせる。こぼれ球をFW難波宏明が押し込み、待望の先制点を手にした。

 守備陣も落ち着いた対応を見せる。前半38分、讃岐MFアンドレアがループ気味のコースを突いたシュートを狙うが、磐田から加入したGK川口能活が冷静に弾き出し、ゴールラインを割らせない。

 後半に入ると、さらに岐阜の攻勢は強まる。6分にはゴール前でFKを獲得。前半の同じような位置で獲得したFKは三都主が狙ったが、今度はナザリトが右足で狙うと、完璧なFKがゴール左隅に突き刺さる。コロンビアの世代別代表を経験した23歳、身体能力抜群の新戦力がいきなり実力を見せつけた。

 もう止まらない岐阜は後半17分、こちらも新戦力のMF高地系治がゴール前に抜け出し、左足でゴールネットを揺らす。着実にリードを広げ、試合を優位に進めた。

 讃岐も後半20分、アンドレアのクロスを新加入のFW我那覇和樹(←琉球)が右足で合わせて、記念すべきJ2リーグ初ゴールを記録し、ようやく一矢報いる。しかし終盤は立て続けにチャンスを作るなど猛攻を仕掛けるが、これ以上スコアを動かすことは出来なかった。

 試合はこのまま3-1で岐阜が逃げ切り4年ぶりの開幕戦白星を挙げた。低調な内容となった終盤、ベンチを飛び出し声を荒げる場面も見られたラモス監督も試合後は安堵の表情。キャプテンのGK川口は「勝つことが重要だった。これからも勝ち続けたい」と勝利を喜んだ。

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