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細貝とのプレーを望むMF山口「そうなれば、楽しいと思う」

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 日本代表は4日、国立競技場で5日のニュージーランド戦に向けたトレーニングを行った。MF長谷部誠は右ヒザを再手術しており、ニュージーランド戦はメンバーから外れている。また、MF遠藤保仁も3日は別メニューで調整をしており、コンディションに不安を残す。長らく日本代表の中盤を支えてきた両ボランチの不在もあり得る中で、期待がかかるのが11月にオランダ代表、ベルギー代表と対戦した欧州遠征でも存在感を示したMF山口蛍だ。

「誰と組んでも大丈夫」と話す山口だが、「似たタイプ」というMF細貝萌(ヘルタ・ベルリン)とプレーしてみたいと明かした。

「2人で組めば、守備のところで、より前から行けると思います。お互いに似たような感じなので。大体どこでプレスを掛けるか、行くのかっていうのは、お互いに分かるところがあると思うので、やりやすいと思います。もちろん楽しみですし、やってみたいなというのはあります」

 ニュージーランド戦は、W杯本大会で対戦するギリシャ代表対策とも言われる。堅守速攻という点で共通している両国だが、ロンドン五輪代表の壮行試合でU-23ニュージーランド代表と対戦した山口は、「前に速く来るっていう部分は、(U-23もA代表も)変わらないと思う」という見解を示した。そして、「そういう相手にどう対応するか。ビデオを見ても、かなりダイレクトにロングボールを放り込んだりしてくるチームなので。そういうチームにも対応しないといけないと思います」と、チームとしての課題を挙げた。

 速攻を狙う相手の起点を抑えることは、大きなポイントになるだろう。細貝とコンビを組めば「守備のところで、より前から行ける」と山口は話していたが、機動力のあるコンビは起点つぶしに打ってつけかもしれない。「こればっかりは監督が決めることなので」と、山口は細貝とのコンビが実現するかは監督次第と前置きしつつも「そうなれば、楽しいと思います」と、期待感を口にした。

(取材・文 河合拓)

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