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齋藤学が今季初ゴール、横浜FMが清水を振り切り開幕連勝

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[3.8 J1第2節 清水0-1横浜FM アイスタ]

 ともに開幕戦を制したチーム同士の一戦は横浜F・マリノスが1-0で清水エスパルスを振り切り、開幕2連勝を飾った。清水はホーム開幕戦を白星で飾れず、今季初黒星となった。

 横浜FMは前半13分、MF富澤清太郎のロングフィードに日本代表MF齋藤学が反応。対応したDF吉田豊を振り切り、左サイドからPA内に切れ込むと、そのまま左足でニアサイドを破った。「カンペーさん(富澤)からいいボールが来て、相手のSBとの駆け引きでうまく抜けることができた」。試合後のテレビインタビューで先制点のシーンを振り返った齋藤。「去年はああいうところでなかなか決められなかったので、ああいう簡単なシュートをこれからも決めていきたい」と話していた。

 5日のニュージーランド戦にも途中出場した齋藤の今季初ゴールで先制すると、その後も横浜FMが試合の主導権を握り続けた。FW伊藤翔、藤本ら新戦力もかみ合い、速攻と遅攻を織り交ぜて清水を翻弄した。しかし、2点目が続かない。前半23分、左45度の位置からのFK。MF中村俊輔が蹴ると見せかけてボールをまたぎ、MF藤本淳吾が左足で狙ったが、わずかにゴール右へ外れた。

 清水はほとんどシュートシーンもつくれずに前半を折り返す。後半12分にはMF河井陽介、FW村田和哉を同時投入。何とか流れを変えようと積極的に動いたが、後半32分、MF杉山浩太が2枚目の警告で退場となり、1点ビハインドのうえ数的不利の戦いを強いられた。

 それでも試合終盤に入り、10人の清水にようやくエンジンがかかる。後半アディショナルタイム、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンのロングスローからこぼれ球をMF大前元紀が右足ボレー。決定的な場面だったが、シュートはGKの正面を突く。直後にもカウンターから村田の右クロスに大前が合わせたが、わずかに枠を捉え切れなかった。最後はヒヤリとさせられた横浜FMだが、1-0で逃げ切り、開幕から2試合連続の完封勝利で2連勝となった。


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