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開幕2連敗の大宮大熊監督「前向きにとらえてもいい部分もある」

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[3.8 J1第2節 大宮1-2名古屋 NACK]

 全く見せ場のなかった前半を淡々と終えた大宮アルディージャは、後半8分、同21分と立て続けに失点。だがこれでようやく目が覚めると、後半25分にDF高橋祥平が押し込み、まずは1点差。その後も攻撃的カードを次々と切る捨て身の戦法も奏功し、怒涛の攻撃を仕掛ける。そしてついにはアディショナルタイム、高橋が押し込み、同点…。しかしオフサイド判定に取り消されると、このまま1-2で敗れた。

 反撃の1点を決めた高橋は試合後、後半8分にFW玉田圭司に裏を取られて先制点を決められた場面を振り返り、唇を噛んだ。「オフサイドだと思ったので足を止めてしまった。自分の判断が悪かった」。

 大熊清監督も失点シーンを悔やむ言葉を並べた。確かに終盤の迫力は完全に名古屋を圧倒していた。だがそれだけに積極性のなかった前半の戦い方を反省すべきではないか。監督は「前向きにとらえてもいい部分もある」と評価していたが、失点してから頑張ったでは大きな成長は望めない。
(取材・文 児玉幸洋)

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