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リオ世代・富山FW中島先制アシストも横浜FCが逆転勝ち

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[3.16 J2第3節 富山1-2横浜FC 富山]

 ともに今季未勝利同士のカターレ富山横浜FCとの一戦は、アウェーの横浜FCが2-1で逆転勝ち。今季初勝利(1勝2分)を飾った。

 試合はリオ・デ・ジャネイロ五輪世代注目のU-21日本代表FW{{中島翔哉}のアシストによってホームの富山が先制する。前半9分、富山はハーフウェーライン付近でインターセプトすると、中島が右サイドでDFを振り切って前進。そしてGKとDFラインとの間に絶妙なクロスを入れると、ファーサイドでフリーのFW苔口卓也が右足ダイレクトで合わせて先制点を決めた。

 中島は22分にも右サイドからのスルーパスで苔口の決定機を演出。また敵陣でのインターセプトからPAへ切れ込んだほか、同じくリオ世代注目のMF白崎凌兵とのコンビでチャンスをつくるなど雨中で存在感を発揮する。富山は前半2分にこぼれ球に反応した白崎が右足シュートをゴールへ流し込んだシーンはオフサイドによって取り消されたが、高い位置でプレーする左SB内田健太がクロスへ持ち込み、チーム全体として積極的にシュートを放っていた。

 一方、横浜FCは前半、なかなか前線で起点をつくることができなかったものの、右SB市村篤司とのワンツーからMF寺田紳一がクロスへ持ち込むなど反撃。そして30分、セットプレーから同点に追いついた。右CKのクリアボールをつなぐと、左SB中島崇典が敵陣中央付近からPAへ絶妙なループパス。これをCB野上結貴が頭でゴールへ突き刺して1-1とした。

 追いついた横浜FCは後半13分に寺田がPAから右ポスト直撃の右足シュート。13分にターンからMF野崎陽介が放った左足シュートはGK水谷雄一の好守に阻まれた。だが20分に富山のチームリーダー、MF秋本倫孝が2枚目のイエローカードを受けて退場したことで数的優位を得た横浜FCは29分、MF松下年宏の左CKをファーサイドのCBドウグラスが飛び出したGKの頭上からヘディングシュートを叩き込んで逆転した。そのまま逃げ切った横浜FCの山口素弘監督は「まだ3試合目ですけれど、勝たないと落ち着かないところもありますし、勝ててよかったと思います」。

 セットプレーでマークがズレるなど2失点した富山は後半、白崎の左足シュートなどで2点目を目指したが、得点することができず。10人での戦いを強いられた終盤はPAまでボールを運ぶことができず、開幕3試合未勝利となった。


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