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清武フル出場も今季ワーストの3連敗…HSVが残留圏に浮上

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[3.16 ブンデスリーガ第25節 ハンブルガーSV2-1ニュルンベルク]

 ブンデスリーガは16日、第25節を行い、MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクは敵地でハンブルガーSVと対戦し、1-2で敗れた。清武はフル出場したが、得点に絡めず、チームも今季ワーストとなる3連敗を喫し、15位に後退した。右膝半月板損傷で離脱中のMF長谷部誠は欠場している。

 前節終了時点で14位のニュルンベルクと入れ替え戦ラインの16位ハンブルガーSV。残留争い直接対決は、ホームのハンブルガーSVが積極的な立ち上がりを見せた。序盤からセットプレーでチャンスをつくると、前半17分にはカウンターから最後はMFハカン・チャルハノールが右足ミドルを狙うが、GKの好セーブに阻まれた。

 ニュルンベルクも前半24分、MFマルクス・フォイルナーのシュートが右ポストを直撃する決定機をつくる。同36分には左サイドからドリブルで中央に切れ込んだ清武がそのまま右足でミドルシュート。しかし、DFに当たってコースの変わったシュートはGKが弾き出した。

 0-0で折り返した後半もハンブルガーSVが押し気味に試合を進める。GKラファエル・シェーファーの好守など粘り強く耐え、カウンターからゴールを狙うニュルンベルクは後半34分にMFホセ・カンパーニャからのラストパスがPA内の清武に通った。しかし、ファーストタッチがわずかに流れ、右足のシュートはDFが体を投げ出してブロック。絶好のチャンスを生かせなかった。

 するとハンブルガーSVは後半35分、浮き球のパスをコントロールしたチャルハノールが左サイドから中に切れ込み、PA手前から右足を振り抜く。DFに当たったボールはドライブ回転がかかり、GKの頭上を越えてから急激に落下し、ゴールネットを揺らした。

 後半41分にはMFペトル・イラチェクの左クロスがMFマイク・フランツのクリアミスを誘い、オウンゴールで2-0。ニュルンベルクも後半アディショナルタイムにFWヨシップ・ドルミッチのゴールで1点を返したが、試合終了間際のカンパーニャの直接FKはGKの好セーブに阻まれ、CKを蹴る前にタイムアップのホイッスルが鳴った。

 2-1で逃げ切ったハンブルガーSVは3試合ぶりの白星で、ミルコ・スロムカ監督就任後2勝1分1敗。シュツットガルト、ニュルンベルクを抜いて16位から一気に14位へ順位を上げ、残留圏に浮上している。


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