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フォルラン初ゴール!! 柿谷の3戦連発弾、南野の2発もありC大阪がタイ王者に完勝!!

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[3.18 ACL第3節 C大阪4-0ブリーラム・ユナイテッド ヤンマー]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は18日、第3節1日目を行い、セレッソ大阪はホームでブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦した。今大会、1分1敗と勝利のないC大阪だが、立ち上がりからタイ王者を攻めたてて、前半4分にFW柿谷曜一朗のACL3試合連続となるゴールで先制する。その後、MF南野拓実の今季初ゴールを含む2ゴール、アディショナルタイムにはFWフォルランの来日初ゴールも決まり、C大阪が4-0で3戦目にして今大会初勝利を挙げている。

 C大阪は15日の清水戦(4-1)から、先発を一人変更した。DF藤本康太をケガで欠くCBにDFゴイコ・カチャルではなく、今季京都から加入したDF染谷悠太を抜擢した。最終ラインは右からDF酒本憲幸、染谷、DF山下達也、DF丸橋祐介。中盤の底にMF長谷川アーリアジャスールとMF山口蛍が並び、2列目には右からMF杉本健勇、柿谷、MF南野拓実が入り、1トップをFWフォルランが務めている。

 立ち上がりから押し込むC大阪は、前半4分に右サイドからDF酒本憲幸が上げたクロスに、FW柿谷曜一朗がダイレクトで合わせてGKシワラック・テースーンヌーンのニアサイドを抜き、先制点を決めた。速い時間帯に1点を先行されたブリーラム・ユナイテッドも左サイドを務める日本人アタッカー平野甲斐、2トップのFWカルメロ・ゴンサレス、FWジェイ・シンプソンにボールを集めて反撃に出る。13分にはMFスチャオ・ヌットヌムが最終ラインの裏へ飛び出してフィニッシュを放ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。

 前半17分には再びC大阪がチャンスをつくる。柿谷の落としを受けたMF杉本健勇がPA外からゴールを狙う。ボールは枠を捉え、FWフォルランもこぼれ球に詰めたが、GKシワラックがしっかりと抑えた。前半22分にはMF長谷川アーリアジャスールからのロングボールを受け、ピタリと左足で止めたフォルランがPA内までボールを運びシュートを放ったが、シュートはGKの正面を突いた。

 ブリーラム・Uも前半33分に決定機をつくり出した。右に回った平野が素早いタイミングでクロスを入れる。これにFWカルメロ・ゴンサレスが飛び込んだが、DFが手前で触り、CKになる。これでCKを得たブリーラム・Uだったが、GKキム・ジンヒョンのパンチングからチャンスを得たのはC大阪だった。左サイドでボールを持ったDF丸橋祐介がフォルランを越えるクロスを入れると、中央でMF南野拓実がボールを受ける。PA内でシュートフェイントを入れてDFを外した19歳は、落ち着き払ってGKとの1対1を制してリードを2点に広げた。

 試合再開後、ブリーラム・Uは再びC大阪ゴールに襲い掛かり、右サイドからのクロスに平野が飛び込んだが、わずかに届かなかった。C大阪も同38分、カウンターからボールを運んだ南野がシュートを打ったが、ボールはDFに当たりCKにつながる。ショートCKからDF酒本憲幸が意表を突くシュートでゴールを狙ったが、GKシワラックにはじき出されている。同44分にもC大阪は遅攻から柿谷→山口とパスをつなぎ、最後はフォルランが左足でシュートを放ったが、GKシワラックにキャッチされた。

 C大阪が2点をリードして後半を迎えると、雨足が強くなったこともあり、ミスも目立つようになる。その中でブリーラム・Uのボールを保持する時間が長くなり、C大阪はカウンターを狙う展開が増える。後半17分にC大阪は、杉本をベンチに下げて、MF扇原貴宏をボランチで起用する。長谷川をトップ下に上げて、柿谷を右SHにスライドさせた。

 後半25分にはセットプレーからブリーラム・Uにゴールネットを揺らされたC大阪だったが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。同28分には丸橋のミスから、カルメロ・ゴンサレスにPA内からシュートを打たれたが、GKキム・ジンヒョンが好セーブで凌いだ。

 C大阪も後半31分にはゴール前に入れたクロスに柿谷が飛び込んだが、わずかに合わず。その直後にも、柿谷から左サイドの長谷川につながり、フォルランにパスが出るが、シュート態勢に入ったところで背後からDFにボールをスライディングされて、シュートは打ち切れなかった。同34分にも扇原がミドルシュートを放つと、フォルランがゴール前に詰めたが、GKシワラックに抑えられた。

 後半37分にはドリブルでボールを運んだ扇原から、PA内で南野がパスを受ける。跨ぎフェイントを入れて縦に仕掛けた南野は左足でシュートを打つと、ボールはGKに当たりながらもゴールに入り、C大阪が点差を3点に広げた。この得点直後にランコ・ポポヴィッチ監督は南野を下げて、MF楠神順平を投入。さらにFWミッチ・ニコルスを長谷川に代えて起用した。

 その後、フル出場することになったフォルランにゴールの期待が集まると、2010年W杯得点王は、その期待に応える。アディショナルタイム3分、フォルランが公式戦6試合目にして、初ゴールを記録。フォルランの初ゴール、さらに今大会初勝利を挙げたC大阪は、次節4月2日にアウェーで再びブリーラム・Uと対戦する。

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