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J初の八百長警告、結論はシロ

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 Jリーグは18日、日本サッカー協会を通じてFIFA EWS社よりスポーツ賭博市場動向の監視レポートを受け取ったと発表した。

 「EWS」は違法なスポーツ賭博による「試合操作」(審判、選手の買収など)の可能性を検出して警告するシステム。2011年の導入以来初めて「EWS」からの警告が出されたという。対象は3月8日のサンフレッチェ広島川崎フロンターレ戦(Eスタ)で、海外ブックメーカー数社でこの一戦に対する賭け方に「『小さな異常値』が見られた」模様だ。

 Jリーグは弁護士を含む緊急調査チームを立ち上げ、両クラブの実行委員、強化責任者、出場またはベンチ入りした選手、監督はじめベンチ入りしたコーチングスタッフ、さらに4人のレフェリーを対象に、個別の事情聴取を実施し、またJFA技術委員会、および審判委員会に試合の映像分析を依頼した結果、不正は行われなかったと判断。FIFA EWS社からも「問題の異常値は市場での「噂」によって惹起されたもので、当該試合への不正な関与はなかったと思われる」と最終報告が入ったため、不正行為はなかったと結論づけた。

 Jリーグの村井満チェアマンは「Jリーグは試合への不正な関与は一切認めない。また万が一そのような事実が発覚した場合には、その事実を迅速に調査し、関与した者が発見された場合には徹底して排除する」とコメントを発表している。

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