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先発8人変更の川崎F、小野伸二擁するW・シドニーに敗れ公式戦4連敗

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[3.19 ACLグループリーグ第3節 ウェスタン・シドニー1-0川崎F シドニー]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は19日、グループリーグ第3節を行い、H組の川崎フロンターレはアウェーで元日本代表MF小野伸二の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦し、0-1で敗れた。前半3分に先制を許すと、最後までゴールを奪うことができず、零封負け。公式戦4連敗を喫し、ACLも1勝2敗となった。

 公式戦3連敗中の川崎Fは15日のJ1大宮戦(3-4)から先発8人を変更し、MF中村憲剛、FW大久保嘉人、FWレナト、DF田中裕介、DF井川祐輔らがベンチスタートとなった。GK西部洋平、DFジェシ、DF登里享平が公式戦2試合ぶりに先発したほか、DF實藤友紀、MF森谷賢太郎、MF金久保順が今季公式戦初先発となり、大宮から期限付き移籍で加入した金久保は移籍後初出場。實藤は右SBで、2列目の右に森谷、左に金久保が入った。MF山本真希、MF稲本潤一が公式戦3試合ぶりに先発し、ダブルボランチを形成。MF大島僚太がトップ下、FW小林悠が1トップを務めた。

 いきなり出はなをくじかれた。ウェスタン・シドニーは前半3分、FWクワベナ・アッピアーからパスを受けたFWトミ・ユリッチがゴール前に折り返し、逆サイドから走り込んだFWラビノット・ハリティが左足で押し込んだ。開始早々に1点のビハインドを負った川崎Fだが、ボールポゼッションを高め、アウェーながら試合の主導権を握る。前半16分には金久保の強烈なミドルシュートをGKが前に弾き、小林が詰めたが、左足のシュートは外側のサイドネットだった。

 失点後は川崎Fのペースで進んでいたが、前半23分にアクシデントが襲う。相手選手との競り合いで登里が右膝を負傷。苦悶の表情を浮かべ、そのまま担架で運び出されると、同27分に田中との交代を余儀なくされた。ウェスタン・シドニーは4-2-3-1のトップ下に入った小野が正確なキックでパスをさばき、チャンスをうかがうが、先制後はなかなか決定機をつくれず、前半は1-0のまま折り返した。

 川崎Fは後半開始から金久保に代えて中村を投入。中村はトップ下に入り、大島が左サイドに移った。後半開始27秒、中村が果敢にミドルシュートを狙うと、後半2分に小林、同3分に森谷と立て続けにシュートを放つ。ゴールへの意識を高め、攻勢を強めたが、フィニッシュの精度を欠いた。

 後半22分には最後の交代枠を使って實藤に代えて大久保を投入。何とかゴールをこじ開けたかったが、ウェスタン・シドニーの粘り強いディフェンスに阻まれ、1点が遠い。後半43分、田中の縦パスを中村がワンタッチで落とし、大久保がゴール前に迫ったが、シュートは打ち切れなかった。結局、試合は0-1のまま終了。ACLは敵地で2連敗となり、1勝2敗の勝ち点3から伸ばすことができなかった。


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