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広島が昨季準Vソウルを下す!今大会初勝利で最下位を脱出

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[3.19 ACL第3節 広島2-1FCソウル Eスタ]

 AFCチャンピオンズリーグは19日、グループステージの第3節を各地で行った。F組のサンフレッチェ広島はホームで、昨季の準VチームであるFCソウル(韓国)と対戦し、2-1で勝利した。1勝1分1敗で勝ち点を4に伸ばした広島は、最下位を脱出した。

 序盤から拮抗した好ゲームが演じられた。前半12分にはFCソウルの28番、DFオスマール・バルバが左足で強烈ミドルを放つ。これが右ポストを叩くと、お返しとばかりに広島も同17分、MF青山敏弘が右足ミドル。ドライブ回転のかかったシュートがGKの頭上を越えるが、これも惜しくもクロスバーを叩いた。

 前半39分には相手DFのクリアミスを拾ったFW佐藤寿人が左に流れてシュート。しかしこれも戻った相手DFに間一髪カットされ、先制とはならなかった。

 後半に入ると、すぐに試合が動く。8分、DF塩谷司がエリア内にロングボールを入れると、MF高萩洋次郎が頭で折り返す。中央の佐藤が再び高萩に落とすと、高萩はダイレクトでゴールを狙う。右足から放たれた巻くようなシュートは、GKも一歩も反応できないほど鮮やかにゴール右隅に収まり、広島に待望の先制点をもたらした。

 しかし7分後の後半15分、FCソウルは右サイドからクロスを入れると、一旦は広島DFが弾き返す。だがMFチェ・ヒョンテが再び頭で折り返すと、今度はFWラファエル・コスタに蹴り込まれ、あっさり同点とされてしまった。ラファエル・コスタは得点場面の直前に投入されており、チェ・ヨンス監督の采配がズバリと当たった。

 それでも勢いは広島にあった。後半31分の石原のDFを背負いながら放ったシュートはGKの懸命のセーブに防がれてしまったが、迎えた34分、ミキッチからの横パスを受けた塩谷が高萩とのワンツーでエリア内に抜け出す。前に出たGKより先にボールに触れると、浮き球シュートでGKをかわしゴールに収めた。塩谷のACL2戦連続のゴールで勝ち越した広島が、今季ACL初勝利。昨年大会から続いていた未勝利記録を8で止め、10年4月27日の浦項戦(4-3)以来、9戦ぶりの勝利を挙げた。


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