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バイエルン、史上最速Vなるか? 今夜、岡崎擁するマインツと対戦

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 バイエルンは22日のブンデスリーガ第26節でマインツとアウェーで対戦する。前節終了時点で2位ドルトムントに勝ち点23差を付けている前回王者はマインツに勝ったうえで、ドルトムント、3位シャルケがともに引き分け以下に終われば、8試合を残して2シーズン連続24回目の優勝が決まる。

 現在、ブンデスリーガ記録を更新する17連勝中で、昨季から続くリーグ戦不敗記録も50試合(44勝6分)に更新している。自力優勝まであと2勝と迫っており、ブンデスリーガ史上初となる3月中の優勝決定が現実味を帯びている。しかし、選手たちに焦る気持ちはない。クラブの公式HPが試合前のコメントを伝えている。

 MFアリエン・ロッベンは今節での優勝決定の可能性について「たぶんそれはないと思う」と指摘。MFトニ・クロースも「我々次第というわけではないからね」と、他力の状況を踏まえ、現実的ではないと考えているようだ。では、25日のヘルタ・ベルリン戦が歓喜の瞬間なのか? 「マイスター(ドイツチャンピオン)になるタイミングは二の次。重要なのは、どんな試合でも全力でやること。高い集中力を保たねばならない」と、クロースはどこまでも冷静だ。

 マインツは最近11試合で6勝4分1敗と好調で、後半戦はバイエルン、シャルケに次ぐ3番目の成績を残している。ジョゼップ・グアルディオラ監督は「マインツはここ11試合で1度しか敗れていない。それも彼らが良いチームであることを物語っている」と力説。「我々がボールを失えば、すぐにカウンターを仕掛けてくるだろう」と、前線からのプレスと速攻を警戒した。

 マインツのハイプレスの先陣を切るのが日本代表FW岡崎慎司だ。前節のホッフェンハイム戦(4-2)で2得点を挙げ、今季通算11ゴールとなり、日本人選手としてブンデスリーガ史上3人目のシーズン2ケタ得点を達成した。シュツットガルト時代の11年5月14日にはバイエルン戦でゴールも決めている岡崎。目の前での優勝決定を阻止するためにも、やすやすと勝ち点3を譲るつもりはない。


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