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J3第3節、飛び級の盛岡が首位浮上、鳥取は263日ぶり勝利

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 J3第3節が23日、全国各地で開催された。初年度のJ3はJ2から降格したガイナーレ鳥取、昨季JFLを戦った9クラブ、地域リーグからの飛び級を果たしたグルージャ盛岡、そしてJリーグU-22選抜を加えた12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 前節初勝利を挙げた注目のJリーグU-22選抜をホームに迎えたグルージャ盛岡がゴールラッシュを披露した。前半3分にMF高瀬証が先制点を奪うと、同9分にはDF岡田祐政がPKを沈めて2点のリードに成功する。さらに攻勢を強めた盛岡は同28分と33分に先制点をアシストしたFW土井良太が立て続けにネットを揺らして、4-0と大量リードを奪い前半を折り返す。後半23分に小屋松知哉に1点を返されるも盛岡の勢いは止まらず、同31分と38分に交代出場のFW佐藤幸大がゴールを奪い、ホーム初戦を6-1の快勝で飾った。地域リーグから飛び級でJ3を戦う盛岡だが、2連勝を飾って首位に躍り出ている。

 ホームスタジアムの凍結状態が想定されるだけでなくピッチの養生等の問題があり、ホーム扱いの開幕戦を西が丘で開催した昨季のJFL王者AC長野パルセイロツエーゲン金沢を佐久総合運動公園陸上競技場に迎えた北信越ダービーが、本当の意味でのホーム開幕戦となった。前半をスコアレスで折り返すと、後半20分に昨季のJFL得点王が試合を動かす。左サイドのDF高野耕平のパスに反応したエースFW宇野沢祐次がダイレクトで合わせて、長野が先制に成功。同29分に金沢のMF佐藤和弘にミドルシュートを決められて同点に追い付かれるも、同34分にCKから再び宇野沢がネットを揺らして2-1で白星を収め、本拠地初勝利をサポーターとともに喜んだ。

 1年でのJ2復帰を目指すガイナーレ鳥取SC相模原の守備を崩し切れずに焦れる展開となったが、後半29分にMF森英次郎が決勝ゴールを叩き込んで1-0の完封勝利を収める。公式戦では昨年7月3日以来、実に263日ぶりの勝利はJ3初白星となった。前節まで首位のFC琉球は開幕2連敗の藤枝MYFCと2-2で引き分け、得失点差で盛岡にかわされて2位に順位を落とした。ともにJ3初勝利を目指したブラウブリッツ秋田福島ユナイテッドFCが対戦した「東北ダービー」は2-2の同点に終わり、FC町田ゼルビアをホームに迎えたY.S.C.C.横浜は数的優位に立ちながらも1-1のまま勝ち越すことができずにJ3初白星は次節以降に持ち越しとなった。


以下、J3第3節試合結果

盛岡 6-1 J-22 [盛岡南]
秋田 2-2 福島 [秋田球]
YS横浜 1-1 町田 [ニッパ球]
長野 2-1 金沢 [佐久]
藤枝 2-2 琉球 [藤枝サ]
鳥取 1-0 相模原 [とりスタ]

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