beacon

本田フル出場のミランが公式戦6試合ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.26 セリエA第30節 フィオレンティーナ0-2ミラン]

 セリエAは26日、第30節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でフィオレンティーナと対戦し、2-0で勝利した。右MFで先発した本田は3試合ぶりのフル出場。公式戦6試合ぶりの勝利に貢献した。

 23日のラツィオ戦を1-1で引き分けたミランは公式戦の連敗は4でストップ。しかし波に乗り切れない現実は抜け出せておらず、結果の出ない本田に対する評価も厳しさを増している。

 本田は2試合連続で先発メンバーに名を連ねた。しかしこの日も右MFでの先発となった。攻撃陣はFWマリオ・バロテッリを頂点に、2列目は右から本田、MFカカ、MFアデル・ターラブトが並んだ。

 そんな本田に開始2分、決定機がやってくる。左サイドを深く突破したカカの折り返しに本田が走り込む。しかし左足で合わせに行ったシュートはそのまま抜けてしまう。空振りで決定機を逃してしまった。

 そんな中でも先制点はミランに生まれる。前半23分、やや距離のある位置でFKを獲得したミランだが、バロテッリが直接狙う。強烈シュートがGK正面を突くも、ノルベルト・ムラーラ・ネトは弾くのが精いっぱい。なだれるように複数人が詰めると、DFフィリップ・メクセスが頭で押し込み、ミランが先手を奪った。

 後半に入ると、フィオレンティーナも攻勢を強めたが、この男の右足が一気に流れを引き戻す。後半19分、裏に抜け出そうとした本田がDFファクンド・ロンカリアに倒される。ゴール正面絶好の位置でFKを獲得すると、もちろん本田もキッカーの位置に入ったが、バロテッリが誰も寄せ付けない雰囲気を醸し出し、直接狙う。これがスッポリ空いたゴール右サイドを揺らし、ミランに追加点が生まれた。

 試合はこのままミランが2-0で勝利。ミランの勝利は2月23日のサンプドリア戦以来、リーグ戦では5試合、公式戦では6試合ぶりとなった。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
セリエA2013-14特集

TOP