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[MOM997]初芝橋本GK立川小太郎(新3年)_完封&PKストップ!”初橋のチェフ”へ

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.28 ミズノカップU-18IN香川予選リーグ第1戦 鳴門高0-0(PK2-4)初芝橋本高 瀬戸大橋記念公園球技場4]

「憧れは(チェルシーの)チェフです。(跳躍した際に)空中で止まるようなところとか、プレースタイルがチェフに似ているとたまに言われる。自分の武器を伸ばしていきたいと思っています」。初芝橋本高(和歌山)の186cmGK立川小太郎(新3年)が、昨年全国高校総体と天皇杯に出場している鳴門高の攻撃を70分間完封。PK戦では4-2として止めれば勝利の相手4人目を「止めるしかないなと思っていた」と右へ跳んで完ぺきにストップし、狙い通りに勝利をもたらした。

「一番の武器はセービング」というように長身を活かした迫力あるシュートストップが目立つ。加えて、この日はDFの背後へ飛び出してくる鳴門に対し、守備範囲広く対応。「『下手くそ』とよく言われていたけれど、練習して最近落ち着いてできるようになりました」というキックをオープンスペースへ飛ばしてカウンターの起点になるシーンもあった。チームはこの日攻撃を急ぎ過ぎてボールを失い、鳴門のカウンターを食らっていたが、立川は「リスクマネージメントは攻めている間も常にやっているので大丈夫でした」と慌てることなく守りきった。

 フル出場した全国高校選手権の市立浦和高戦は前半24分までに3失点して2-3で敗戦。それまで試合で緊張することはなかったというが、12,000人近い観衆が入った全国大会はさすがに緊張して冷静さを欠いてしまった。チーム全体が雰囲気に飲まれてしまっていたことを反省。ただその経験を「落ち着いてどの試合も広く周りを見れるようになりました」と力に変えている。好調続くチームの今年の目標は全国上位。「相手が強いほどボクたちは燃える。まず全国でベスト4は絶対に入りたい。ボク的には優勝したいです」。関西でも注目される存在となってきている守護神は全国でのリベンジを期している。
 
(取材・文 吉田太郎)
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