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[MOM998]興國MF花田佳惟斗(新2年)_Jリーガー輩出続ける興國の次世代

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.28 ミズノカップU-18IN香川予選リーグ第1戦 日章学園高1-1(PK4-5)興國高 瀬戸大橋記念公園球技場3]

 2年連続で2選手をJリーグへ送り出している興國高(大阪)の「次」を担うアタッカーだ。MF花田佳惟斗(新2年)はC大阪の育成組織出身。中学時代に養われたという運動量と、50m走6秒前半のスピード、ダブルタッチなど個人技を活かして局面を打開するドリブルといった武器を持つMFはこの日、0-1の前半29分にスルーパスに反応すると、DFと競りながら「ちょんと出したときにゴール見えたので迷わずシュートを打った」と同点ゴールを叩き込んだ。

「リベリはドリブルで抜いていけるし、スペースがあったらそこに走りこんでボールをもらえるし、ワンタッチでゴールも決められるし、何でもできる」とフランス代表FWフランク・リベリに憧れる花田。中学時代、C大阪U-18への昇格を果たすことができなかったが、「見返してやろう」とプロ選手を輩出している興國へ進学し、個人技を磨いてきた。チームメート、コーチングスタッフの前でも堂々と「リベリのようになる」と宣言し、自分の理想形へ突き進んでいる。

 今年、攻撃陣ではまだ昨年のエース、FW金容輔(現神戸)のような絶対的な存在がいない。「まだどの試合でもチャンスメークできる選手もいないし、ずっと得点取り続ける選手もいない。ボクがやっていきたいです」と気合十分。Jクラブにアピールするためにも、チームに勝利をもたらして、全国舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)
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